3+2 と 4+1 | Dream Lights

Dream Lights

Blieve ! Sea of Dreams
ハーじゅう〜ツェ〜

3+2 と 4+1って、これ、ベースのヘッドの話。

 
 
ペグ(糸巻)の配列が3連プラス2なのか4連プラス1なのか・・・
 
実はどのベースも同じじゃないんですね~
 
4弦の場合でもフェンダータイプの4連ペグとか、ギブソンタイプ?の2+2タイプとか、ミュージックマンの3+1タイプ、あるいはフェンダーのリバースで下向き4連ペグetc.
 
と、いろいろあるし、5弦も同様に5連、4+1、3+2、等々いろいろあります。
 
で、ペグの配置は何でもいいのか、と言いますと、案外そうでもないんです。
 
ギターの場合は知りませんが、ベースの場合、一つには『全長』と『ケース』という割とツマラナイことで制約されていたりするんですね。
 
つまり、ド~ゆうことかと言いますと、例えばフェンダーのベースで、5弦を作ったとします(もうありますが・・・)。
フェンダーのヘッドはペグが4連ですから、そのままの趣旨でいけばペグも延長して5連にすればいいわけです。
 
しかし、実際には4+1がほとんどで、5連となるとヘッドを小型にデザインして作っていますよ。
 
ナンデ?
 
これは、ベースの『全長』を変えないよう(長くならないよう)にしているからなんです。
 
全長が変わらないということは、汎用のギグバッグに入りますよね。
 
これを全長お構いなしに好き勝手作ってしまうと、ケースは専用のケースにしか入らなくなります。
どことどのような『忖度』でデザインするのかわかりませんが、要はそういうことです。
 
この制約があるので、例えばエクストラ(スーパー)ロングスケールのベースなどはそもそもネックが長くなってしまうので、これに用いられるヘッドは最悪でも4+1、普通は3+2の形をとって汎用ケースに入るよう設計されています。
 
汎用ケースメーカーも、いちいち長さの違うケースを作っていては商売にならないし、コストも抑えられませんよね。
 
ですので、ロングスケールだろうが、エクストラロングスケールだろうが、4連だろうが3+2だろうが、『全長』ということで言えば、汎用ケース(何かの規定がある?)に収まるようになっています。
 
ただし、ボディー形状の違いは別です。
ソリッドなのか、セミアコなのかアコースティックなのか、くらいの種類には分かれています。。。
 
 
 
 
ボクは先日Spectorのチューニングや調整をした後、YAMAHAの調整をしていたんです。
 
自分では3弦のチューニングをしているつもりでペグを回していたんですけど、一向にチューナーのメーターが反応しない。
自分では相当???状態で、どうしたんだろう!?って不安になりました。
 
つまり最初の写真のSpectorで言いますと3弦のペグは左側一番上なんですけど、YAMAHAで左側一番上は2弦となります。。。
 
YAMAHAでもSpectorのつもりでペグを回していたので、そのことがまったく気付かないと(笑)
 
あっ!
 
って気付いた時には、いったい何弦をチューニングしていたのかわからなくなりました。
 
 
別に業界で統一しなくてもいいけど、何本か使うのだったら自分のベースはペグの配置を同じにしておいた方が間違わなくてすむカモ!?