そうそう!この感じ!!
忘れかけていたアコベの感触、丸3年ぶりくらいかな、味わうことが出来ました。
ハウリングに悩まされ続け、出来うる限りの手を打った(と思う)けど、やっぱり使う場面はごく一部に限られて、結局なんの効果もなかった。
とうとう諦めた形で手放してしまいましたけど、アコベには心残りのまま、それだけ思い入れがあったということだったんだな〜と。
フルアコースティックのデカいボディ!
なんか、たぶん以前使っていたK.Yairiよりさらにボディが大きい気がする。。。
ネックも5弦だから太くなってるし、以前のK.Yairiが特に軽かったせいか、今度はずいぶんズッシリ重く感じます。
じゃあ少しはハウリングに役立つ!???
というのも、特にK.YairiのYB-3はボディの材質や塗装も含めて、薄く軽く出来ておりました。
アコベとしての質で言えばとても良いものだし、生の箱鳴りも柔らかい音で、そういう目的で設計されたアコベだったと聞いています。
ただ、それだけに実際の現場では裏目に出てしまい、音とハウリングの落とし所が見つからないという、良いベースだっただけに残念としか言いようがない・・・
メーカーに問い合わせたところ、それなりの試験もしていたそうですが、どのレベルの現場だったのか疑問です。
まあ、逆に言えば、アコベのボディで生の鳴りは関係ないのに!
これはボク個人の意見ですが・・・
アコベやアコギはピエゾピックアップを使って音を増幅させます。
一方、エレキベースやエレキギターはマグネットピックアップを使いますね。
一部併用している楽器もありますが、一般的にはそういう方式になっています。
で、ピエゾピックアップですが、弦はもちろんボディ全体の振動をピエゾピックアップが拾って音を増幅する仕組み。
一方、マグネットピックアップは弦の振動をマグネットの磁界の中でキャッチし、それを増幅する仕組みとなっています。
ということは、ピエゾピックアップはボディ全ての音を拾いますので、アコベについては、箱の材質や鳴りも含めて本体自体良い音がしたほうがいい。
一方のマグネットピックアップを使っているエレキベースは、磁界の中の弦の振動だけをキャッチするわけですから、極論すれば弦以外、エレキベースの材質とかは関係ないわけです。
が
不思議なことに実際は逆ですよね。
わかりやすいところで言いますと、エレキギターはピックアップと弦だけの関係なのに、例えピックアップが同じでもギターが変われば音も変わりますよね。
逆にアコベではボディーの材質どころか、ボディーが板だったとしても出てくる音はほぼ同じです、影響するのは弦の違いばかり、という、真逆の性質になるのはナンででしょうか。
ということなので、今度のアコベは設計上もハウリング対策を施してあるのと、ボディーも重たく硬そうな材質。
振動には強いんではないかと・・・
でも実は今ね、まだ弦が届いてないのよ。。。
ということで、張ってある弦はいわゆるフツーのブロンズ弦で、嗜好的にはちょっと違うんだけど、でもとにかく弾きたいから弾く(笑)
一瞬、この弦でもいいカモ?とか思ってしまうんだよね。
生鳴りの硬い音もちょっと魅力的だし、もともと『アコベ弦』として存在しているブロンズ弦なので、この方がいいのかな〜、とか思ってしまうわけ。
でも冷静に考えたら、やっぱりトマスティックのナイロンコアだワ!
弦の到着まで暫しの間、こっちの弦も知っておこうと思います。
このアコベはピックアップがフィッシュマン、コントロール類はサウンドホールの中にあって、電池はボディの下方側面、よくエレベでシールドを差し込むところにフタがついてまして、電池交換は簡単でいいですね。
ジャックの差し込みもここにあります。
ストラップピンはエンドピンだけ付いていて、フロントピンはバッグの中のビニールに入ってました。
でもボクはアコベにストラップ使わないから、不要と。
エレベだとそうは思わないけど、アコベは練習以外何の用もない時でも弾いていたいと思う貴重な楽器。
それだけ楽しいってことだと思う。