

まだ到着していませんが、オークションで落札しました。
なんでこんなモン手に入れた?
これまでボクはこの手のものは買いませんでした(笑)
やっぱりYAMAHAの影響ですね、このベースをスルーできなかった・・・
ELKは70年代がピークだったかな、まあ中級クラスの中でも上位のメーカーではありましたが、割と色々なモデルやアンプも作っていた記憶があります。
JBやPBのコピーモデルもあったんだけど、独自性も少し出していたので、逆に売れなかったようで、でもオリジナルモデルには完成度の高いベースもありましたよ。
その少し独自性を出したPBの一つがこのベースで、当時はヘンだよなと思っていたベースでもあります(笑)
他にもPBなのに極細ネックで18フレットのタイプとか、ピックアップを2つにしてリアピックアップのカバーはJBソックリだったり、さらにフロントピックアップをネック直後にも付けて、ピックアップが3つあるものや、ボディ裏にグレッチのような丸い座布団が貼り付いているタイプとか、ちょっとヘンなモデルばかりありました。
と言っても、当時通販なんかで売られていたような怪しげなメーカーでは決してなく、価格もそれなりになっていて、有名コピーメーカーのモデルよりも少し高い価格で売られていたと記憶していますので、楽器としてはマトモ?なものでした。
さて、今回のELKのPB・・・
冒頭の写真のように、ネックのポジションマークがブロックになっていて、これは当時売られていたJBモデルのネックを流用したものではないかと思いますが、ELKにしては普通に大人しいタイプ(笑)
なんかボディに対してネックが短いように見えますね。
なのでロングスケールではない?とも思いましたが、ハイポジションのフレット間隔を見ると、やはりロングスケールかなと。。。
それでもしっかり20フレットあるので実用にはなりそう。

ピックアップもPBのようにセパレートのタイプになっていますが、かなり小振りでポールピースもなく、当時のHi-Aのようです(笑)
現状では一応音は出るようですが、弦もイカれてますし、ノブもデタラメ。
ボクはこれをYAMAHAのベースのように、実戦で使えるベースにするつもりです。。。
なんか、最近こういう日本製の60~70年代のベースにしか興味がなくなってきて、そういうことでしたら、手に入れたいベースは何本もあるので。。。
安ければ、ですけど(笑)
これすべてボクのYAMAHAの影響です!
さらに元を正せば、趣味のフィルムカメラに原点がありますね、きっと。
懐古趣味とでも言うのか、同じ基準でカメラを選んでいる気がします。
自分が40年前に戻った時の感覚で選んでいるんです。
カメラもそうですけど、どちらもお金をかけないことが楽しさのヒミツ!
ベースも同じレベルになっちゃった(笑)
ベースについては、この手のベースがすでに出回ることすら無くなってきているので、そりゃもったいないと。
味のある、今でもキッチリ使えるベースがたくさんあるのに、国産で40年前になると、ほとんどゴミ扱いですもんね。。。
フェンダーだったらヴィンテージとして高値で取引されるのに、ELKじゃダメなの(笑)
ま、そこが狙い目でもあります!
今だったらいい音すると思うんです。
当時と今で、1番の違いは弦だと思っていて、本体やピックアップが進化したこともあるかも知れませんが、最大の要因は弦の精度が飛躍的に上がったことだと思っているんですね。
当時マトモな音が出なかったのは、ベース弦がマトモじゃなかったからで、今のように上から下までキレイに鳴ってくれる弦であれば、当時の国産ベースでもかなりいい音が出るはずです。
あの当時、あのヒドイ弦でベースを開発していたのだから、今よりも条件は悪かったと思いますし、それでもそれなりに鳴っていたのだから、そもそものポテンシャルはあったはずなんです。
ボクのYAMAHA SB2Aは50年も前のベースですが、当時のヤマハ弦を張ったら、マトモな音にはなりませんよ。
というか、どんなベースだってヒドイ音になると思います。
なので、今YAMAHAが使えているのは、弦のおかげでもあります。
今の弦を張ったら、思わぬ良い結果が出た、ということに・・・
当時買えなかった懐かしくて良質な国産ベースが、ひょっこり市場に出てくることがあって、今回のように、ボクは知ってるけど、大多数の若者は聞いたこともない怪しいメーカーだと思っていて、誰も入札しないし、出品した人もガラクタだと思っているみたいな、そんな条件が重なることがあるんですね。
見逃さないヨ!(笑)
ああ、せっかくのいいベースなのにもったいない。
さて、どうなるのか・・・