先日のライブが終了し、『音の作り方』がずっと気に掛かっていました。
気に掛かるというよりも、これまで作ってきた音はこれで良かったんだろうか、何かサウンドにマッチしないような違和感があって、そんな意味ではもう一度考え直す必要があるんじゃないかと。
たぶん、1年間のブランクがこれまでの8年で作ってきたスタイルを確実にリセットしてしまったんでしょうね。
まあ、そのスタイルになかなか戻れなかったというのもあるんですけど、ライブで弾いていると、果たしてそれが自分のスタイルだったのかちょっと疑問だったり、他人事みたいな感覚だったり。。。
というのもあったし、弾きながら自分のベースの原点を思い出していたんです。
ボクのベースの原点は間違いなくビートルズでのポールだと思うんだけど、フラット弦で強めのピッキング、フロントピックアップでモコモコの音であっても、その分強いピッキングで音の粒立ちをハッキリさせている・・・みたいな、今とは真逆な音がやっぱり原点なんだよな~って、なぜかライブ途中で思い出してしまって。。。
いつもは曲によってSugi Bassのセッティングを変えているんですけど、それは基本的な部分で、箱の状況によってさらに微調整していくことになって、まあ、それも8年間で勝手に自分が決めていただけのセッティングであって、今回のライブではそのセッティングが正しいと思えなくなって、それ合わなくないか!?と。
1年間のブランクで体が覚えていたと盛んに記事では書きましたが、弾くことは覚えていても、感覚的なものはやっぱり覚えていなかったんでしょうね。
なんかライブで弾いていても違和感があったので、その時の気分で納得出来るよう自然にセッティングにしていたら、だんだん音が前述の原点に近い音になってきちゃって。。。
でも、そんな音にしていると、弾いていて実に気持ちがいいんです。
運指もスムーズだし、自然と右手のピッキング位置もフロント寄りになっていたし。。。
このことで言えることはたくさんあって、そんな音にするとゴマカシが効くことだったり、アコースティックなサウンドにはこれまでよりソフトな感じの音の方がマッチすること、あるいは感覚がやはりリセットされてしまって、新たな感覚で臨んだのかも知れません。
でも、ちょっと何かしら自分の中に変化があったのは確かで、さらに新たな方向に向かうのか、つまりは原点に戻ってしまうことになるのか、それともこれまで培ったピッキングとサウンドに戻るのか、それは今後の成り行きを見ないとわかりません。
でももう一度考え直す必要があるとライブ以来ずっと思っていまして、原点に戻るとか、じゃあベースの『音』ってナンダ?
また新たなテーマになりそうな気配(笑)
1年間のブランクが逆に良かったカモ知れないな~って、ライブが終わった後しみじみ思っていました。
Hofner使うか!?(笑)