ここでSugi Bass | Dream Lights

Dream Lights

Blieve ! Sea of Dreams
ハーじゅう〜ツェ〜

アコベのハウリングを味わってから、これまで感じたことのなかった危機感というか不信感みたいなものをアコベに対して持ち始めました。
なんで今になって!?という思いがあるんですね。

考えられることは一つ、低域を増やした音質に変えたことだと思います。

そのたびにハウリングするギリギリのところまで低域を抑えることになるので、安定した音質がキープ出来なくなっているんじゃないかと思うんです。。
アコベの場合、ハウリングしない状態になってないと、それぞれの弦によってもそうですが、ポジションによる箱鳴りの違いで、とにかく指板上の各弦各ポジションの音量がバラバラになってしまい、つまりは何もコントロールできない状態になってしまうので、演奏中の微妙な表現がまったく出来なくなってしまいます。。。
加えて左手のグリップ(押弦)が難しくて、サスティンを出すことは絶対避けて弾かないとヤバいことになりますしね。

ハウリング気味にさえしない状況で弾くしかないんですね。

音質を変える
PAに直接繋ぐ
ハウリングしない位置を探す

くらいしか思いつかないんですけど、音質を変えるのは、また新たな音作りみたいなもので、今度はあのピエゾ音を出しながらもマッチした音にしなくてはいけません。
基本的にアコベは低域を出さない楽器ですので、ニューパーシモンズで『低域をカバーしながら低域を削る』というのは難しいことになります。

中域を抑えてバランスをとる、そんなことも考えているところですが、アコベはむしろこれから試行錯誤しそうな気配ですね。

ま、それはそれとして、このところのアコベに少し気持ちが凹んでいましたので、ちょっとSugi Bassで気分を変えてやってみようかと。。。
エレベだったらハウリング関係ないですもんね。

Hofnerが予想以上に好評だったのですが、ボクの感覚としてはHofnerはまだ自分のものになっておらず、まだまだ安定していないと思っているんです。
それ以上にアコベが不安定だった、そう感じています。
メインで弾くアコベが安定せず、サブで使ったHofnerの方が好評だったのは、ちょっと不本意でもありまして、Hofner以上に安定した演奏をしなくてはいけないと思いました。

そんなこともありまして、この際、一時的にでもSugi Bassにチェンジして、やってみようと考えています。

以前、やはりニューパーシモンズのリハーサルにSugi Bassを持ち込み、少し弾いてみたことがありますが、その時は合わない、と思って結局アコベでリハーサルを通しました。
先ず、音色がアコベに比べて硬いのと、クリアなサスティンが逆に災いしていると思ったんですね。
音が硬いと言うのは、バイオリン、アコギ、ベースという誰も音がカブらない編成での話しであって、バイオリンはともかく、アコギとベースの場合、ベースの高い方の倍音がアコギとカブると、それだけでせっかくのアンサンブルが崩れてしまうので、言ってみれば違う音を出したいんですね。
一方、サスティンですが、この編成でのアコースティックサウンドですので、イメージとして基本的にはウッドベースのように音が減衰する方がマッチすると思っていて、それはエレベをスタッカート気味に弾くのとでは少しニュアンスが違うんです。
エレベにミュートを付けた感じの音であれば、イケると思いますが・・・
そんな意味でもボクのアコベはピッタリの楽器だと思っているんです。

しかし、そんなことを言っても不安定な中で音を作っていくのと、安定した中で音を作るのとでは雲泥のさがあって、楽器が安定さえしていれば、音のほうは何とかなると考えれば、その時は合わなかったかも知れないSugi Bassですが、上手くセッティングは出来ると思う。

さらに、部屋でSugi Bassを使ってALBITを試奏したら、それはもう単純にいい音だったので、その音が合うとか合わないとか言う以前に、いい音だったら使えるんじゃないの?って思ってしまいました。

まあ、現実的には果たしてこのバランスのいいクリアトーンがアコースティックサウンドにマッチするのかどうか・・・

しかし、困った時のSugi Bass頼みですから(笑)