開放Gをチューナーで合わせ、あとは半音ずつ押さえて、怪しい気がするあたりまでの結果です。
G

G#

A

B♭

B

C

となりまして、フレットの打ち込みがズレているんじゃないか!?という不安はこれでほぼ解消されたと思いました。
なお、他の弦、他のフレットも試しましたが、同様の結果となり、これだったら音程試験はクリアしたんじゃないかなと。。。
ただ、どのフレットも、ピッキング直後には♯する傾向にあり、その後正しい音程に戻って落ち着く動きが見られますね。
落ち着く、ということはその時点で弦の振動がかなり静かな状態になっている時のことですので、ピッキングによって瞬間暴れる、という結果なのかも知れません。
その範疇はほぼ最初の目盛り地点まで行きますから、場合によっては一瞬LEDの♭マークが消えてしまいます。
ですので、フレーズによっては正しい音に戻る前に次の音へ移行しますから、ピッキング次第では直後の音を聴いて♯していると感じるのかも知れませんね。
しかし、現実にはその誤差程度のことだったら、先ず気付かないとも思えるのですが・・・
まだピッキングが強いかな~・・・
で、この結果をどう評価していいのかわかりませんが、およそOKの範疇であろうかと。。。
さて、次はダダリオのEX165弦に張り替えて、同様のテストを行います。
本体のフレット云々という問題はクリアしたとすれば、このままトマスティックの弦でもいいわけですが、音程、音色、テンション感にどれほど差があって、実践的にどちらがいいか試したいと思いました。

すぐわかるダダリオです(笑)
トマスティックと同様にやった結果がコレ!
G

G#

A

B♭

B

C

こうしてみると、ダダリオの方が音程が正確みたいに感じますけど、トマスティックもダダリオもまあ同じような結果となり、本体の音程としては先ずこんなもんなんだとわかりました。
ただ、ダダリオではピッキングの瞬間に#する現象はほとんどありませんでした。
もし、その瞬間の#が問題なのだとしたら・・・
もしそうだとしたら、弦が原因だということにもなりますが、1目盛の違いって、わかるものでしょうか?
しかし、ダダリオの方が音程が安定していた、ということになるようです。。。
そのダダリオに張り替えた結果
割と長い間トマスティック弦を使って、本人はこれでいいと思っていましたが、逆に言えば音色やピッキングとの相性など、気に入らない点も、長年の間で見えてきています。
Superalloy(スーパーアロイ)となっているトマスティック弦と、いわゆるニッケル弦のダダリオですが、当時はトマスティックのキラっとした透明感のある音、やや緩めのテンションに惚れ込んで、Sugi Bassの定番にしていました。
一方ダダリオのニッケル弦はそれに比べると、ややベタっとした平面的な音に聴こえますが、いわゆるベースっぽい音で、適度に重さもあるし、最近の自分の狙いには合っているのかな、とも思うんですね。
トマスティックはどちらかと言いますと、軽めの音なのかなと。
実際ダダリオを張ってみると、先ずラウンド弦の巻きの感じが違いますね。
トマスティックはダダリオに比べ巻き線が太いので、凸凹が粗いです。
そのせいか、ダダリオの方がツルっとした感触になります、弦を擦ったときのキュッという音も小さくなっています。
弦そのものは、ダダリオの方が気持ち太いようですが、巻き線が細いので凸凹が少ない分、太く感じるのかも知れませんね。
テンション感は、もっとキツかった記憶がありましたが、あらためて張ってみるとさほどの違いはありません。
アンプを通した音は実際にスタジオなり持ち込んでみないとハッキリとしたことはわかりませんが、生の音を聴く限りではトマスティックよりも少し落ち着いた音になっているようです。
個性のあるトマスティック弦もいいけど、悪く言えば個性のないオーソドックスなダダリオ弦の方が、案外音作りしやすいのかな~とか。。。
いずれにしても、ちょっと気分も変わるし、計測の結果から、より音程が安定しているダダリオでしたので、しばらくこれで様子を見ることにします。
これでも現場で#するのであれば、リペアか・・・