ここ1年くらい、ベース弾くときに意識しているのが、『一つの音の長さ』・・・
しっかり意識するようになったのは、K.Yairiのアコベ弾くようになってからだと思います。
中学や高校でのブラスバンド部時代には、『音符の長さ分、キッチリ吹け!!』って、よく怒られたものですが、今もそんな感覚は残っています。
ボクはフレーズやリフを譜面に書いていますが、そのときに使った音符で、ついその長さ分、音を伸ばす傾向にあるんですね。
『使った音符』って言うのもヘンな話ですが・・・(笑)
ボクらのような『バンド』であれば、オタマジャクシだけで演奏することは先ずないので、一つの音の長さはいわば『任意』。。。(笑)
ちゃんと音符の長さ分弾かないのも当然『アリ』ですし、4分音符なのにわざとスタッカートで弾いてみたり、そんなこともバンドでは表現としてショッチュウやっています。。。
若い頃は、『音符の長さ』なんて気にしなかったので、狙ったフレーズをとにかく弾けばよかったし、それが結果どのように聴こえていたかなど、考えてもいませんでした。
でも、最近はどのように聴こえているか、ということがすごく気になります。
録音したり、自分のDVDを観たりすると良くわかりますね。
弾いているつもりでも、結果的に自分のイメージ通り弾けてなかったりして・・・
それはやっぱりタイミングの問題や、一つの音の長さの問題なんですね。
確かに狙ったフレーズを弾いているんだけど、入りのタイミングや戻りのタイミングだったり、フレーズの歯切れだったりと、後で聴くと綺麗に収まって聴こえないことがあります。
それは、自分の責任なんだけど、そんなツマンナイことで全体のサウンド面まで大損させている気がするんです。
せっかく弾いたのに、結果的にそんな風に聴こえてるんじゃ、なんかモッタイないですよ!
流して弾くな!一音一音を大事に弾け!ってことで、タイミングや一つの音の長さまで、自分で責任を持って構成しろ、ってことです・・・
ボクのもう一つの活動でニューパーシモンズがあるんですけど、ここではトリオで演奏していますので、例えどんなバランスで演奏してもベースの音はバレてしまいますよね。
まったくゴマカシの効かない編成です(汗)
当然、どう表現するか、ひとつひとつの音が重要になってくるわけですけど、そうやって、ベースの音が微妙なところまで聴こえてしまう状態になってはじめて、一音の大切さがわかったようで、なんか弾くコツが掴めたような今日この頃。。。