抵当権抹消手続 | Dream Lights

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ハーじゅう〜ツェ〜

我が家も25年経ちました。。。
バブル期直前に購入して、物件自体は安かったんだけど、当時は金利が高くて、完済するまでの延べ払い込み金額は、25年でちょうど倍になるような、まだそんな時代でした。

25年ローンって、300回の支払いだ・・・

金利が高いので、ローンは金利の安いところから順番に借りていくという方法をとっています。
当時の言い方ですと『公庫』『年金』で先ずローンを組み、足りない部分は銀行ローンにするという方法でしたね。
金利は、固定型や変動型がありましたが、当時の金利相場から言いますと、先ず固定金利で借りる人はいなくて、たいてい変動金利で借りていたと思います。

毎年あるいは数年に一度、金利を見直して、相場に合わせて金利を変動させていくのですが、上がることもあるかもしれないけど、下がることもあるわけで、少しでも下がる可能性に賭けるということでしょうか・・・

当時は『公庫』『年金』でも5%後半の金利で、銀行金利ですと、もっと高かったわけですから、今の金利まで下がるなんて考えてもみなかった。

ちなみに、同じ変動金利型のローンでも、『公庫』『年金』のローンは、元金返済は一定額で、金利だけが変動するタイプだったので、毎月の払い込み金額もそのときの金利によって変わってしまいます。
一方、銀行の住宅ローンは毎月の払い込み金額は一定なんだけど、金利の変動によって元金と金利のバランスが変わってしまうことになり、結果何に影響するかと言えば、返済期間が長くなったり短くなったりするんですね。

先ほどの『公庫』『年金』も今や『住宅金融支援機構』という機関に一本化されてしまいました。

当時ボクは25年ローンって言われても、ぜんぜんピンとこなくて、要するに、ずっと払うってことなんだな~と思っていました。

しかし、その『公庫』『年金』の住宅ローンをこの春に完済しました。

銀行ローンはもう少しだけ続きます・・・

で、ローンを組む際に、ボクは他に担保となる物件も持っていないので、購入した土地と建物は、そのまま担保物件として登記されることになりました。

春に『公庫』『年金』を完済して、その後金融機関から『抵当権抹消の手続き』がありますから、早めに来てください、という案内をいただいていたものの、ボクはずっと放ったらかしにしていまして、もう完済したのだから、そんなものいつでもいいや、って思っていたのですが・・・

先日金融機関の方から電話があって、抵当権抹消に必要な種類は用意しましたから、早めにお越しくださいと言われました。
わかりました、なるべく早く行きます、みたいなことを返事しましたが、まあそのうち行けばいいだろう、って思っていたんですね。
でも、お話をしているうちに、金融機関ではその書類はご用意しますが、抵当権抹消の手続きそのものはご自分で法務局に行かれてなさってくださいと説明されて『え~!?』って。

そうか、そりゃ自分でやるのか~!(笑)

『明日、お越しいただけますか?』
とまで言われ、ずい分急いでいるんだな~とは思いましたが、何ヶ月も放置していたし、そこまで言われるんなら、じゃあ、明日行きますと。。。

『公庫』『年金』分を取りまとめたY銀行融資課窓口へ行き、たくさんの書類を返してもらいました。
これを持って法務局で抹消手続きをしてください、ということで書類の確認はしましたが、それが一体何の書類なのかサッパリわかりません。

『ご自分で手続きされてもいいですし、司法書士に手続きを依頼されても簡単に出来ますので』

なんだ、司法書士まで絡んでくるような手続きなの!?

と、かなり不安な気持ちで、そのまま法務局まで行きました。
さて、法務局に行ったものの・・・

ボクはどうすればいいの?

ちょうど窓口に女性がいたので、その人に事情を説明し、どうしたらいいのか訊ねました。

『でしたら、あちらに相談窓口がございますから、そちらでご相談ください』

ということで、相談窓口の番号札を取ったら、すぐに『どうぞ』と。

『話が聞こえました(笑)』
『銀行から抵当権抹消の書類はもらっているんですけど、どうしたらいいのかわかりません。』
『わかりました、じゃあご説明します、書類を全部見せてください』
ということで、持っている書類を全部広げて、窓口のオジサンは全部確認しながら
『どこの銀行さんでしたか?』
『Y銀行です』
『そうですか、ここまで出来ているのなら、司法書士使わなくても、この場で書類が作れますよ、銀行によっては何も書いていないものを渡すところもありますからね』

オジサンは、物件を購入してから完済し終わったところまでの書類を丁寧に説明してくれて、だからこの書類が必要で、この手続きをしますと。
2,000円の印紙を買って、最終的にオジサンが確認します。

確認の途中・・・

『公庫』『年金』も今や『住宅金融支援機構』という機関に一本化されてしまいましたと前述しましたが、ボクの債権を『住宅金融支援機構』が引き継いだという書類の中に、いわゆる『謄本』が添付されていまして、その有効期限がギリギリでした。。。

そうか~!だから早く来いって言ってたんだ!(笑)

3ヶ月ギリギリだったんだよね、これ過ぎたら金融機関はまた新たな謄本を用意しなくちゃいけないし、謄本って有料だから・・・

それでもオジサンのおかげで、無事難なく手続きも完了し、一件落着となったのでした。

しかし、後日、登記完了証を受け取るために、もう一度行かないといけないんだって・・・




追記
文中に
>当時は『公庫』『年金』でも5%後半の金利で・・・
と書きましたが、抵当権抹消登記の際、返してもらった当時の書類を見たら、6.4%となっておりました。。。
スゲ~金利!!