当時、曲名はわかっていましたが、オケだけの録音だったので、いったいどんな曲だったのかはわからないまま現在に至っていました。
しかし、やっと35年ぶりに、これがどんな曲だったのかが分かって、まあ喜んでも仕方ないのですが、ビックリでした。
なぜこの曲を覚えているのかと言いますと・・・
とにかく難しかったんです!(笑)
譜面はすべてオタマジャクシで埋められて、この通り弾けと。。。
更に言いますと、すでに1回レコーディングしたんだけど、スタジオマンがベースを弾けなかったので取り止めとなり、今度はボクにお鉢が回ってきたというトンデモない話でありました。。。
このレコーディングでのキーボード奏者が編曲をしたものですが、当時彼のバンドでボクがベースを弾いていたので、そうだ今度はお前が弾け!と・・・
無茶振りです(笑)
譜面の通り弾くという作業は、当時あまりポピュラーなことではなくて、ほとんどがコード譜に毛が生えたようなものを渡されて、あとはその人の感性が勝負!みたいなやり方だったのですが、この時は、すべてこの通り間違えずに弾いてください、という信じられないレコーディングでした。
節々に和音があるし、ポジションが間に合わないこともしばしば・・・
しかし最大の問題は、編曲をした彼が『ベースマン』のことを知らないというか、ベースのフレーズや運指のことがわかってない?・・・
『ここさ、どうやって弾くのよ!』
『あ、これはね、こうするの・・・』
と、譜面の運指を教えてくれるあたり、彼も弾いてみたのでしょうが、フツ~有り得ない弾き方なんですね(笑)
その場面は1分14秒あたりから始まるフレーズに象徴されます。
音源ではハッキリ聴こえませんが、ここは最初に3弦Aの解放を使いながら、4弦17フレット、2弦19フレットのAを同時に弾いてグリッサンドする、さらに2弦Dの解放を使いながら弦を替えて同じことをしています。。。
つまり、右指は人差し指で解放Aを弾きながら、親指で4弦、中指で2弦を同時に弾くんです。
指定されたリズムでそれをやると、指がつるし・・・
誰がそんな弾き方する!?(笑)
しかも、全部同じ音で。。。
という、今でも忘れられない『ヘンな』ベースを弾かされて、こんな演奏にいったいどんな歌が重なるのか、気になってはいたんです。
演奏もヘンですが、歌もまあ、こんなもんか~
追記
基本的にはyoutubeをブログにアップしないことにしています。
ですので著作権上あるいは肖像権上の問題から、いずれ動画を削除するつもりですので、ご了承ください。