ボクは昔からスポーツには縁がなくて、もちろん何も出来ませんし、ほとんど興味もありません。
野球もサッカーもまったく関心なし・・・
ただ
女子バレーボールと陸上競技は、実際に観たことはありませんが、TV観戦は、むしろ積極的に観ています。
で、数年前から気になっている選手が、陸上の100m、200mでロンドンオリンピックの出場が決まった『福島千里』さんです。
先日の日本選手権もTVで観ましたが、彼女だけちょっと別格な感じがしました。
走法がどうなのかはわかりませんが、腕の振り方が女性的な感じがして、それでも早いんだからスゴイことです。
だし、やはりトップにいる人って、走り方も綺麗ですよね。
ただ力任せでもなく・・・って、素人のボクがどうこう言えるレベルではないんですけど、『綺麗』って、すごくわかる。
なんだろ、オーラというか、ベース弾いている人でもトップレベルにいる人は、観ていてわかりますよね、すごく綺麗に弾いています。
完成された美しさがありますね。
福島千里さんは、そういう人なんだな~と思います。
先日、NHKの『ガイアの夜明け』という番組で、福島さんのシューズを開発しているメーカーを特集していましたが、もちろん福島さんもテストするので何度も登場しました。
その中でインタビューを受けるシーンがあって、その時に
『走るのは自分の身体とシューズだけで、他に何もないんです』
と、いかにシューズが大事かということを言われたのだと思いますが、『他に何もない』と言い切れる言葉が印象に残りました。
身ひとつ!ってことですもんね。
そうか・・・我々、いかに身体以外のモノを使っているか。。。
楽器やらアンプやら、電気だって使うし・・・
確かに、それらを競技場に見立てれば、自分の身体だけで弾いているとも解釈できますが、『走るのは自分の身体とシューズだけで、他に何もないんです』と言い切れることとは、ちょっと事情も違う気がするな・・・
自分の身体だけで何もいらないってスゴイことです。
ボクら道具がないと何も出来ない。。。
楽器の演奏者としては、立場は全然違いますけど、その言葉、すごく心に残りました。