爪に馴染んだか? | Dream Lights

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ハーじゅう〜ツェ〜

今年の2月からボクは爪を伸ばし始め、もうなに?4か月?

生来の深爪であるボクは、これまでの人生で一度も爪を伸ばしたことがなく、この度の決意と『我慢』は並々ならぬものがあります(笑)
爪がこんなに硬いものだとは知りませんでしたし、これまでの(爪のない)生活習慣から考えると、便利なこともたくさんあって、逆に不便なことも多いのだと初めてわかりました。

しかし過去のブログ記事で何度も書いていますように、爪を伸ばす、というのは究極的にはベースを弾くためでした。

元々深爪ですので、ボクの場合、爪が指の先端から飛び出る状態というのは、相当伸びている状態だと思います。
それでも爪の形を整えながら、現在はどの指の爪も基本的には指先からほんの少し爪が出ている状態でキープできるようにしています。

左手の爪はもうそれで維持すればいいのかな・・・と。。。

たったこれだけのことですが、左指の弦を押える力がしっかりしている気がしますし、指を弦から離す時のレスポンスも以前より早いと、感覚的なことで言えばそんな状態になっていると思われます。

しかし、問題は右手の指でして・・・

右指でも薬指と小指は使わないので、どんな風にしていても構わないのですが、一応左手の爪の長さに合わせるようにしています。
で、問題は親指、人差し指、中指の3本。

この数か月間、いろいろ爪を削って試しております。

当初の目論見としては、指の腹と爪とが程よくミックスされたような音。
つまりは、これまでボクが絶対できなかった爪の要素が入った音を狙っていたんですね。
爪を伸ばした当初は、ピッキング時に爪で弾く音がして感動していましたが、何か月か経過するうちに、いろいろと自分なりにわかってきたこともあって、これはけっこう難しいぞ!と・・・

爪だけで弾く、あるいは指の腹だけで弾く、というピッキングは、これは簡単にできます。
しかし、アタック音の音色の変化程度に爪のピッキング音を混ぜるというのは、やってみるとボクの場合非常に難しいものとなりました。
元々深爪ですので、ピッキング時に指の腹と混ざる位置まで爪を伸ばすと、爪は伸びていますが、爪だけが伸びている状況に近くて、極端に言いますと、指と爪が離れていて、2者別物の存在として感じるわけです。
この状態というのは、程よくミックスされるのではなく、指の腹で弾いた後に爪の音が来るような、自分の中でタイムラグが発生しているような状態になります。

この現象を避けるため、爪を削ってタイムラグを感じないような位置まで削って試しますと、音としてはなかなかいいのですが、でもそれはピッキングとしては意識して弾いた結果なんですね。
普段、そうやって弾かないぞ!という感じです。。。

その後は爪の左半分だけを削ってみたり、爪だけのピッキングで試してみたりと、毎週のようにこれは試行錯誤ですね、やっておりました。

しかし、最近では『ちょっと無理かな・・・』という諦めに近い感触も持っておりまして、理想とするピッキング音を出し続けるには、最初から最後まで意識して弾かないといけないし、やはり『ぎこちなさ』は残ってしまうんですね。

そんなこともあって最近では、指の腹で弾くいつもの『音』でありながら、爪はギリギリまで伸ばすという感じにしています。
本人にしてみれば、それでもピッキングした指の爪は以前よりも長いので、裏の支えがしっかりしてきたような気がして、実際の音としてどうなのかわかりませんが、深爪よりはかなりマシなのかなと。。。

親指も同様に、と思いたいところですが、親指でのピッキングは指の『かなり側面』で弾くということで、人差し指や中指と同じ状況ではありません。
しかも爪はカーブしていますので、モロに弦に爪が引っ掛かる状況となります。
ただし、親指でのピッキングは割と自由度があって、いろいろな弾き方が出来ますので、爪の側面だけを引っ掛からない程度に削っておけば、あとは楽しんで弾くことも出来ますね。

なんだかんだと爪を削っては弾いてみるのですけど、削り方も難しくて、弦に対して点で当たるような削り方をすると、確実に割れるし、音が濁ります。
カーブになった爪ですが、できるだけ『面』でピッキングできるような削り方をした方が音もいいし、爪も割れにくくなりますね。
不思議なのはSugi Bassのラウンド弦より、YAMAHA PBのフラット弦のほうが爪が欠けたりします。
ラウンド弦なんか、あれだけ表面がギザギザなのに案外大丈夫なんですね。

今回の記事は爪を伸ばしての総括のような気持ちで書いてみました。
しかし、これで終わりということではなく、まだこれからも1週間ごとにいろいろやってみるつもりでいます。