家族は仕事だったり旅行だったりで、およそ夕方までボク以外、家には誰もいないようです。
珈琲などを飲みながらパソコンをチェックして、しばしボ~っとしながら。
ん?誰もいないって?
ボクは隣の部屋の“コムギ(♀)”を階下のリビングに降ろして、ここで遊んでもらって、と。。。
ついでにもう一杯珈琲を入れて、久しぶりにレコードを聴くぞ!
窓も閉めてカーテンも閉めて、アンプのスイッチを入れてレコードプレーヤーを空回りさせながら、レコードを物色。
必ず聴くようなレコードは端の方に並べてあって、探すのは簡単なんですけど、たまに聴くようなレコードはなかなか見つかりません。
そういえば、以前模様替えしたときにレコードを無造作に並べてしまっていたので、今頃になってそのツケが・・・
しかも、背表紙の字も最近よく見えない!
いろいろな方がいらっしゃいますが、ボクは昔からレコードはビニールの袋とか帯封とかをすぐに捨ててしまいます。
紙のパッケージのまま並べるので、背表紙は比較的見やすいハズなんですけどね。
でも頻繁に聴くレコードは出し入れしているうちに、背表紙が破れたりしてボロボロになってしまい、今度はそのボロボロになった背表紙のボロボロ具合で、どのアルバムか覚えているという、本人しかできない特技もあったりして(笑)
しかし、それにしても見えなくなったな~、探すのに一苦労です。
レコード棚を何度も目線で往復しながらやっと見つけたのが

Helen Reddyのアルバム、中でも2曲目のBluebird。
起きて最初の曲としては、なかなかいい選曲でした。
レコード聴きながら、そうか誰もいないんだっけ!、と思い出し、音量を上げてみます。
若いころは近所のことなんか気にしないでガンガン鳴らしていたものですが、さすがにこの歳になるとご近所の目もありますので、鳴らすと言っても限度はわきまえています・・・(そのつもり。。。(汗))
部屋の椅子に座って聴いていると、リスニングポジションとしては少し耳が高い位置にあるので、椅子は部屋の隅に転がして、とうとう床座りです。
いいですね~、これくらいの音量でいつも聴きたいものですが。。。
やっと新しいプリメインアンプの音も確認できました!
それまで使っていたTrioのプリメインアンプの方が、たぶんレコード゙再生には向いていますね・・・
YAMAHAのプリメインアンプも解像度があって馬力もあるのですが、なんだろう、出た音の『余韻』と言うのかな~、Trioの方が音に奥行があるような気がしました。
YAMAHAは平面的な音の印象すら持ってしまいますね。。。
聴きながら、Phono端子だけはTrioに繋ぐかな~とか一瞬考えましたが、そうするとスピーカーどうする!?ってことになって、そのプランは今後の楽しみにとっておくことにします。
その後、同じようにレコード探しに難航しながら聴いたアルバムが5枚、すべて片面のみ。。。
中でもスイングジャーナル誌でベスト録音賞になった(かな?)スタンリークラークの『スタンリークラーク』というアルバム。

発売当時ぶっ飛んだアルバムです、コレ。
もちろんA面で聴きました。
普段スピーカーでは鳴らせないアルバムなので、この際思いっきり(笑)
ベースももちろんスゴイけど、トニー・ウイリアムスのドラミングが最高だし、ドラムそのものがいい音なんですね、ほんとに綺麗に録れてます。。。
やはりこんな時間は持たないといけませんね。
ヘッドホンで音を聴き逃さないように、難しい顔して聴く、ということが多いですけど、たまには『リスナー』になって音を浴びるのは必要だな~、当時のレコードをそのまま聴いているから、当時の音がするんですよね。
ちょっと気分も癒されて、ちょっと昔に戻ったひとときでした。
しかし、こんな(チャンス!)ことはめったに無い!