弦との対話 | Dream Lights

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ハーじゅう〜ツェ〜

最近面白小ネタがないので、ちょっと大(ざっぱ)ネタ?で(笑)

ここへきて、自分も含めてですけどベースのピッキングを気にするベース弾きさんが多くなってきたような気がします。

なにしろブログでお付き合いいただいている方々は、もうみなさん長年ベースを弾かれていて、ピッキングについて語らせたら、そりゃもう一言も二言もあるという方々ばかりで・・・(笑)

これって、ある意味ベース弾きにとっては『テーマ』ですよね。

テーマそのものですよね!
何かしらのピッキングをしないと、そもそも音も出ないわけだし、そのピッキング如何によって出てくる音が違うんですから、弾いている本人は一番気を使う部分でもあるわけです。

ピックを使うこともありますが、基本的には指で弾くことが多く、その指も親指から始まって人差し指、中指、それ以外の指で弾かれる方もいらっしゃいますし、全部使う!という方もいらっしゃいます。
指そのもので弦を弾く、というこなので、弾き方も各自それぞれ自分に合った弾き方になるでしょうし、自然と、み~んな違う!ことになっちゃうのでは!?

それどころか、どの指を使ってどう弾くか、ということが自分の中でさえ消化しきれていないのがベースピッキングの難しさだと思うんです。。。
何年弾いていても、いい歳になっても、まだこれがベスト!というピッキングがありません。

ボクなんか、最近爪を伸ばし始めて今までの自分に無かったピッキングを見つけたりもしていますし、これほどベースの音出すのが難しいものだとは思いませんでした。
長い年月をかけて試行錯誤を繰り返しているばかりで、決してたどり着かないものなんじゃないかと思います。

ドコへたどり着くのかは???ですが・・・(笑)

だけど、要するにどうすればいいの!?という問題にはたどり着きます。。。

こうやって試行錯誤している最中でも、何か自分の音を見つけたい!という気持ちはありますね。
それは自他ともに認める『いい音』でなければいけませんし、ボクの場合、その音色は1種類ではなく、いろいろな音でそうしたいわけです。。。

なんでもかんでも、『あの音で』ということにはしたくないんですね。

曲によっていろんな音出すけど、どれもいい音だね~と言われたい(笑)

で、ピッキングの話ですが、ボクは若いころ右手を弦に叩きつけるようにして弾いていました。
フェンダーのピックアップのポールピースに弦が当たって、そのたびに接触音が混ざるので、一度ピックアップをポールピースのない『Hi-A』に替えたこともあります。

それはそれで、当時自分ではいい音出しているし、それも個性的でいいんじゃないかと思ってそうやって弾いていたんですけどね。

以後数十年・・・

歳とともに、だんだんピッキングそのものの力も無くなってきたのか、そんな元気も無くなってきたのか、ピッキングはひたすら軽い方向へ向かっています。
使う弦も若いころのヘビーゲージからライトゲージ傾向にあり、それでも最近は標準ゲージに戻ってきていますが。。。

結局そのどちらがいい、とか言うことではなく、その時の本人の気持ち次第・・・

ボクは今、当時よりは絶対にいい音出していると思っていますし、今のほうがいろいろな『音の引き出し』も用意されていると思っています。
でも、それは今だから思うのであって、若いころのボクが今のボクを見たら

『つまんネ~地味な音出してんナ~!』

くらいなことは思うかも知れませんね、まあ、そんなことなのかも。。。

こんな大ネタを1回の記事で結論づけるようなわけにはいきませんが、それこそ今になってベースのピッキングを考えてみると

ピッキングって弦との対話なんだな~

と、シミジミ思うんです。
弦に対しては決して無理せず、その弦の持っている一番いい音が鳴るように弾いてあげる、それは当然ベース本体との絡みがありますが、そんな気持ちが最近のピッキングかな~って。