ジャズベ形式 | Dream Lights

Dream Lights

Blieve ! Sea of Dreams
ハーじゅう〜ツェ〜

先日のブログ記事で、『寺尾聰風』な音を出せるかトライして、それらしい音になったと書きました。
芯があって重たい音に・・・なのですが何と言ってもあの音は『ジャズベ』形式のピックアップ配置が基本にあってこその音だと思います。
ジャズベのフロントとリアのピックアップを双方ともミックスして、先ずジャズベ特有の音になっていないとボクの狙った音になりません。

逆に言いますと、そのピックアップ配置であればどんなベースでも(って、ちょっと語弊がありますが・・・)そのスタート台にあると思うわけです。
例えばYAMAHAで言いますと、フェンダーでもないのにSB75でもBB2000でも同じ傾向の音が出ます。
それがプレベなど、ピックアップが1つのベースだと基本的に無理なんです。

その『ジャズベ』形式のベースでは同じ傾向ではありながら、やはりそれぞれベースの個性もあって、同じような雰囲気にはなりますが、ヴィンテージベースが持っているであろう深みのある音には残念ながら・・・遠いかな~

ボクはSugi Bassの現状のセッティングでヴィンテージ・ジャズベースのような音を出したかったので無謀っちゃ無謀ですけど、Sugi Bassもジャズベ形式を踏襲しているという、同じ系列に属するベースであれば何とかなると信じていたんですね。

まだヘッドホンでの確認しか出来ていませんが、この音の状態でアンプに繋いだ場合、どんな感じになるかということを連想すれば、かなりイイ線いくはずです。
ほんとに意外だったのが、『ピッキング』でした。
昔の映像、画像、記憶から、こうやって弾くんだというイメージは持っていましたが、その共通項は、イメージだけでなく本当にこんなところで秘密が隠されていたわけです。

当時のジャズベースはほとんどの人がピックアップフェンスもブリッジガードも付けたまま弾いていましたので、そうなりますと、おのずとピッキングする位置は限られてくるわけですよね。
しかもその限られたピッキング位置が、まさしくあの音の出る位置だった、ということは設計上の計算の上に成り立つのか、偶然の成せる業なのか、半世紀以上も前にそんなことまで考えていたとしたら!それが偶然だったとしたら、本当に『奇跡』に近いピックアップポイントだったんじゃないでしょうか。

それだけ偉大なジャズベシステムだし、同じ系列の仲間としてSugi Bassでは新たな発見も出来ました。
もう少しこの部分を自分の中で煮詰めることができるような気がします。
Sugi Bass1本で何でもこなす、という自分の目論見に、だんだん近づいてくるといいのですけど。