深爪のハンデ | Dream Lights

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ハーじゅう〜ツェ〜

これはもう、どうしようもありません・・・
ベースを弾くようになって、最初の頃はピックで弾いていましたから何にも関係なかったのですが、フェンダー弾くようになってからというもの、この問題は根本的につきまとうことになったんですね。

スラップは別にして、通常の指弾きということになりますが。
絶対に出ない音があります、と言うよりも、この音には絶対ならない、という音があるんです。
コツン、という芯のあるアタック音が出ません。
こればっかりは本体のセッティングの問題ではなく、人の問題となります。
指の問題か~(笑)

深爪は治るのか!?

そりゃ、ボクだって本気で爪を伸ばしたことだってありますよ(笑)
右手の人差し指と中指を、我慢して?ある時期伸ばしました。
深爪の人はおわかりでしょうが、爪を伸ばすことには我慢しないといけません!

放って置けばいいだけ、だと思うけど、だったら深爪になんか、なっていません(汗)

爪自体の位置が違うので、深爪を伸ばしても爪先の遊びが増えるだけで、効果のほどは期待できないということが、当時わかりました。
もっともっと我慢していれば、いずれ指先の形も戻って、カッコいい綺麗な指先になるのでしょうか・・・
もしそうなら、これからでも我慢します(笑)

ま、しかしボクはこの爪でずっと過ごしてきたわけで、それなりにベースは弾いているし、もう慣れてしまいましたが、たまに他の人の音を聴くと、やはり音が違うな~と。

実はもうひとつ・・・

親指ですが、手をグーにして親指を突き立てたとき、親指って反り返りますか?

ボクはぜんぜんそうならなくて、真っ直ぐなままなんですね。。。
これがどんな影響があるかと言うと。

通常の指弾きの場合、親指はどこかへ当てて右手を安定させますよね。
その時に、例えばピックアップなんかに親指を当てて弾くとしますと、親指が反り返る人は、反った途中の部分、つまり親指の腹でピックアップに当てることができます。
ということは、どういうことかと言いますと、手全体が下がる、つまり1弦に容易に指が届くということになります。
その点ボクのような親指が反らないタイプの場合、親指の指先をピックアップに当ててしまうと、1弦に届きづらい。。。
それを解消するためには、親指をあらかじめパーの状態にして親指を手のひらから外しておくんです、それでその形でピックアップに親指を当て、手を下げた状態にする、あるいはピックアップに親指を当てないで4弦に当てて弾くことになります。
ボクは実を言いますと、4弦に親指を当てて弾くのがベストな状態です。
ピックアップに乗せてしまうと、親指を軸に手首全体を1弦の方に曲げる必要があるんですね。
それでも弾けないことはありませんが、手の自然なピッキングを優先するのであれば、4弦に親指を乗せるという弾き方が一番楽になります。

親指が反る、というのはもうひとつメリットもあって、それはスラップ時に親指で弦を叩く時です。
指の状態を想像していただければおわかりかと思いますが、親指が反る人は右手をそんなに傾けなくても親指の当たる位置は弦に対して90度で叩けます。
しかし、ボクのような親指が曲がらないタイプですと、弦に対して親指が平行になってしまい、意識して手首をグッと曲げるか、あるいはベース本体を相当上に持ち上げるかしないと、自然なサムピングになりません。

図解できないのでわかりづらいと思いますが、ボクはそんな指なので、それなりに受け入れて弾くわけです。
受け入れもするし、それなりに解決策を考えるんですね。
ですので、他の人がそうやって弾いているからって、自分に当てはまるのか、と言うとそうではない場合もけっこうありまして、鵜呑みにはできないと(笑)

でも、このことは、他の方々もそれぞれ、様々なタイプがあるでしょうから、みなさんそれなりにご苦労されているんだと思います。

本当はこんな音が出したい!という希望の音が出なくても、ずっと試行錯誤していれば、それに近くなってくる?

で、今年、Sugiにトマスティックのラウンド弦を張りました。
この弦はダダリオに比べて少しテンションが緩く、ボクはしばらくこの弦でいろいろ悩むのですが、結果的には柔らかく弾く、ピッキングポジションをブリッジ側にズラすということで、でもそれが功を奏して、これまでのピッキングにおける長年の課題(いろいろあったんです・・・)が大幅にクリアできました。
しかも、柔らかく弾く、ということで深爪も普通の爪もあまり変わらない音色になります。
強いピッキングになるほど、深爪のハンデは音色として出てきます。
それがトマスティック弦の音と相まって、自分でも諦めていたような音も出せるようになってきました。

全員同じ弾き方で、同じ音を出すなんてことはありえないので、自分なりの音を出せばよくて、それが個性でもあるわけなんですが、それとは別に出したい音、というのもあるので、それが1つ叶ったようで、深爪だって出来るゼ!と(笑)