電気系がまったくわからず、おまけに木材系もほとんど知識がない・・・
しかしここ3年の間、いろいろな楽器で何回もリペアに出した内容については、それなりに自分で学習しております。
ですので、リペアに出すたび自分の経験知識として確実に役立っていると、そう思っています。
そういう点では、若い頃の経験も役立っているだろうし、具体的な理屈がわからないとしても、感覚的に何かつかまえているんではないかと。。。
ユーザーとして、できる範囲の調整、といってもごく当たり前の範疇ですが、そういう部分の調整については、かなり自分でもシビアに追い込んでいるつもりだし、そのセッティングでは自分を信じているところがあります。
逆に言いますと、その部分は他人任せにはしたくない、必ず自分で納得のいくまでヤル!(笑)
ボクの場合、あくまでユーザーであるという立場から抜け出さない、というより、抜け出せないのですが(笑)、もうそれはそれでいい、と思っています。
これから楽器についてのいろいろな知識をつければ、なかなか役立つことでもありますし、損は何もないと思うんですけど、無理してその道に進むこともないな、と。。。
ボクにとっては、売られている楽器のままがすべてなんです。
どこか自分で改造するとか、ここを交換するというような気持ちは基本的にありません。
なので、たった1ヶ所だけでも、どうしても気に入らない部分があったりすると、楽器そのものの評価としてこれは使えないと言うことになり、結局は売却したりするんですね~、今までそんな感じでした・・・(汗)
こんなところでも、自分はユーザーであって、製作者ではない、という区切りがついているのだと思います。
自分で気に入らない部分も含めて、製作者は何かしらのバランス、あるいは製作意図をもって楽器を世に送り出しているはずです。
ですので、1ヶ所でも自分で納得いかない部分がある、と言うのはその製品そのものが自分に合わない、とそんな理解しているところがありますね。
そんなことで、納得できる楽器が見つかるまで時間がかかってしまったかも知れません。
まあ、それでも3年間でだんだんそんな傾向になってきた、という感じですケド。。。
売っている楽器をそのまま使うという基本姿勢があるにしても、楽器を使う以上、その代わりと言ってはナンですが、ユーザーとして、またプレーヤーとして、楽器の変調を嗅ぎつける感覚は持ち合わせていたいです。
普段使っていると、なかなかその変化に気付かないのですが、そういう嗅覚は持っていたいと思います。
しかし、直すのはリペアマンだよと(笑)