Sugi Bassに張ったトマスティックのラウンド弦は、テンションが少し緩めだと思いましたので、ロッドをそのままに、ネックへの影響と弦高などを確かめようと、2日ほど放置してありました。
ダダリオを張っていたネックの状態よりは、気持ち逆反りになったのかな~?という程度の変化しかわかりません。
より真っ直ぐになった!と言ったほうが適切な表現です(笑)
なんだかアヤフヤな言い方ですが、思ったほどネックの変化は見られないという感じです。
これが以前のバレー・アーツだったら、すぐにネックが反応して、大騒ぎすると思いますが、Sugi Bassでは、はっきりわかるほどの変化がありませんね。
しかし、実際に弦高が少し下がっているようですので、って、まあもともと低めなのですから、ほんのちょっとのことで弦高はずい分変わる感じがしますけど。
そういう意味では、ネックがやや逆反りになっているのかなと・・・
そのまま、もう一度試奏してみると、やはり感じるのは弦のテンションの違い。
音がいいし、粒立ちの良さは、『い~ね~』って思いますが、この緩めのテンションはどうしたものか・・・
完全にピッキングが勝ってしまって、このテンションをコントロールするのが難しい状態です。
弦高上げるか、ロッド戻すかすれば、指板にバチバチ当る現象も減って、テンションの緩さによる障害は気にならなくなるかも知れません。
迷うな~
このラウンド弦でSugiを調整したら、おそらく持っている3本のベースはどれも同じような『弾き具合』というか、同じ系統の『クセ』になると思うんですね。
今、ベース3本は3種類のトマスティック弦を張っていますが、どれもある意味、共通性のある、『クセ』を持っている気がしてきました。
それぞれ違うタイプの弦なのに、なんでしょう、主張しているものが同じなのかな~、同じところを目指している弦だと思うんですよ。
『それなら、なおいいじゃないか!』という気もするのですが、Sugiとダダリオのコンビは他の2本とは違う質感のベースだったので、それも良かったんですよね。
最後はSugiがあるぜ!って。。。
トマスティックに比べると、『ピーンと張った』テンションを感じるダダリオは、右手のピッキング・コントロールがかえって楽だったかも知れません。
ちょうど、テニスのラケットに張るガットと同じ感覚じゃないでしょうか。
緩いと飛ぶけどコントロールが効かない、締めると飛ばないけどコントロールしやすい、みたいな感じ!
いまのところ、ダダリオ・テンションに未練もある(笑)という感じですかね。
でも、まだ戻さない(笑)
これからトマスティックの逆襲が始まるかも知れないですもんね。
なにしろ、この音は魅力ですから。
弦選びって、多分に『信じる』部分ってあると思うんです。
これで行ってみよう!って決めてかからないと、その真価がわからないと思います。
一方で冷静な判断も必要だし・・・
まだわからないぞ(笑)