エレキギターにはソリッド、セミアコ、フルアコとラインナップも揃っていますが、フルアコのエレキベースって見ることありませんね。
まあ、あるにはあるけど『ハコベ』と呼ばれるランドスケープのフレットレスや、あとは基本ピエゾで鳴らすフォークギターのベース版みたいなヤツとか・・・
あ、それ持ってた(笑)
ギターもベースも占める割合でいくと、圧倒的にソリッドです。
確かにボクも使っているベースはソリッドだし、ベースだったらこれで一通り用も足りるわけですが、同じマグネットピックアップ使っているのに、セミアコ・ベースってちょっと違うんですよね。
なんでこんなことを言っているのか、と申しますと。。。
先日、ボクがリンクさせていただいているshinmei_tさんの、さらにリンクしているnyakkeeeさんのブログを拝見いたしまして、そこには
素晴しいGibson Les Paul signature Bassが!!
セミアコ・ベース大好きなボクには、刺激が強すぎます(笑)
高校時代にグレコのセミアコ(EB-135)を友達から5,000円で買って以来、グレコのVB、ヘフナーを4台、グレッチ・ブロードキャスター、そしてYAMAHAと、その時々でセミアコ・ベースを使っていました。
しかしいまだにGibsonのセミアコは所有したこともなく、335のベース版(型番がわからない・・・1ピックアップのヤツ)やLPシグネイチャーは今もって憧れのベースとなっています。
話が飛んで66年、ビートルズの来日時にTVで観たビートルズは、全員セミアコでした。
当時中学1年だったボクは、『セミアコ』というものを超高級品として捉えていたようです。
その頃から日本でもセミアコってあったようですが、近所のお兄ちゃんが持っているエレキはみんなソリッドでしたからね。
グヤトーン、モラレス、カワイ、トンボ、ビクターetc.
しかしどれも、そのへんの板っ切れにたくさんマイク付けたようなもので、まあそれでもエレキギターってカッコいいと思っていましたけど。
そんな中でビートルズの持っていたセミアコはすごかった!
バインディング(当時はただの白い縁取りと言っていた)がボディの表と裏に入っている!!
ボディの形がはっきりわかるんですよ!しかも裏まで(笑)
このギターはこういう形をしているんだぞ!と言っているような、それに高級感たっぷりに見えたし。。。
ポールは加えてバイオリンのような形の細いボディがよくわかりましたしね、スゲ~楽器だと。
ビートルズすげ~!!と、中学1年のボクは思ったのでした(笑)
以来、セミアコには常に憧れを持っていて、こんなオヤジになっても、やはりセミアコ・ベースはカッコいいんだと。。。
入り口がそんなでしたから、ボクにとってはフルアコというのは特にインパクトもなく、まあ楽器のバリエーションとしてみているだけですけどね。
自分でベース弾くようになって、セミアコ・ベースって、形だけじゃなくて、独特の音であるということもわかってきました。
セミアコ音とでも言うのか、どう弾いても結局、『腰のない』というかアタック音が優しい音なのは、やはりあのボディ形状のせいかと。
悪く言ってしまえば、セミアコであれば大抵そんな音になります。
ピックアップがどうとか、弦がどうとかありますけど、セミアコ・ベースであれば基本的にはそう変わらない(と思う)。
でも、それがセミアコ・ベースの魅力であって、ソリッドでは出せない音色なんですよね。
さらに所有していたセミアコ・ベースはどれもそれなりに『いい音だな~』と思って使っていたし、ちょっと行き詰った時などはベース本来の役割がわかる気がして、普段使わなくてもいいから、1本持っておきたいベースですね。
と、こうやって書いているとセミアコ・ベース熱が上がりそうなので、ってもう上がってるし(笑)
またセミアコ・ベース使いたいな~