兀として 鳥居立ちけり 冬木立
―漱石
師走二週目の週末は
土曜日より
“大分”へ旅した由美ママですが
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*大分明野ガーデンテラス内のカジュアルなイタリアン【Dining&Cafe LA LUCE80℃】 (2012年12月9日号)
翌日曜日は
全国に四万ある八幡宮の総本宮で
神仏習合の発祥地とされる
【宇佐神宮】http://www.usajinguu.com/
へと出かけました
【宇佐神宮】大鳥居前 伊藤由美ママwww.yumi-ito.com
藤島美奈子さんhttp://www.mkvole.jp/
由美ママ
この
【宇佐神宮】は
『伊勢神宮』に次ぐ宗廟と言う事もあり
大変格式が高く、
その規模は『伊勢神宮』に匹敵するか、
あるいはそれを上回るかもしれない壮大な神社です。
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*あかねさす日影と富士の白雪と二見の浦の朝明けの空・・気高く神秘的な神気に包まれた『伊勢神宮』参詣 (2010年1月24日号)
その起源は、
欽明天皇32年(西暦571年)
応神天皇が『八幡大神』として現れになり、
各地を巡幸後、
この地にお鎮まりになったことからとされてますが、
しかし、
大和朝廷との結びつきが顕著になったのは
8世紀になった後からです。
ただ
古く神代においては、
“宇佐の地(御許山)”に
「比売大神」が天降られたとの伝承があり(日本書記に記述)
かつて
宇佐国造は「比売大神」をお祀りしていたようです。
(比売大神をついては、宗像大社の三女神との対比や、“ヒメ大神”という名前から、
比売=ヒメ=姫子=日女子(天照大神)=卑弥呼という図式を根拠に、
「邪馬台国宇佐説」もまだまだ根強く存在します)
ちなみに
【宇佐神宮】の由緒では、
「比売大神」を
「宗像大社や宮地嶽神社、安芸の厳島神社に祀られている神(宗像神)」としています。
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*汐満ちて鳥居の霞む入り江哉・・太古から海の守神と崇拝されてきた神々の棲む島!世界遺産『厳島神社』 (2010年5月30日号)
そんな
古代よりの歴史を誇る
“スピリチュアルスポット”
【宇佐神宮】は
まず、
神亀2年(725年)に「一乃殿」が建立され、
「応神天皇(誉田別命ほんだわけのみこと)」が祀られます。
次に、
天平3年(731年)に「二乃殿」が建立され、
「比賣大神(ひめおおかみ)=多岐津姫命(たぎつひめのみこと)市杵嶋姫命(いちきしまひめのみこと)、多紀理姫命(たぎりひめのみこと)」が祀られます。
そして
弘仁14年(823年)には「三乃殿」に
「神功皇后(じんぐう)=息長帯姫命(おきながたらしひめのみこと)」が祀られますが、
この
「神功皇后」は、
第14代仲哀天皇の皇后で
三韓征伐で有名な女傑であリ、
応神天皇の御母にあたります。
「神功皇后」は母神として
神人交歓、安産、教育等の守護とされ、
そのご威徳が高くあらわれていますが、
『八幡大神』の御神徳は強く顕現し、
“三殿一徳”のご神威は
奈良東大寺大仏建立の協力や、
和気清麻呂(わけのきよまろ)公に
国のあり方を正してゆく
神教を賜ったことで特に有名です。
また
皇室も『伊勢神宮』に次ぐ
“第二の宗廟”としてご崇敬になり
勅祭社16社に列されています。
“宇佐参宮鉄道”の名残り「26号蒸気機関車クラウス号」
神橋前 由美ママ
祓所
鳥居前 由美ママ
桃山文化の華麗な唐破風をした門「西大門」
ところで
【宇佐神宮】の参拝の作法は
まず、
「一之御殿」から「二之御殿」「三之御殿」の順に参拝しますが、
拍手は四拍手することになっており、
二拝・四拍手・一拝・一揖(ゆう=ちょっとおじぎをすること)となります。
(この参拝方法は他には出雲大社だけです)
「南中楼門」
南中楼門「二之殿」前 由美ママ
応神天皇の子「仁徳天皇」を祀った「若宮神社」
この日
由美ママ&美奈子さんは
雪の吹雪いた厳寒の中で
古来より
“鎮守の神”として親しまれて来た
【宇佐神宮】の
千古“斧”を入れない深緑の杜に映える
この美しい本殿にて、
二拝・四拍手・一拝・一揖の作法で拝み
皆の幸せを祈った
神聖なひとときでした
【宇佐神宮】
大分県宇佐市大字南宇佐2859
0978-37-0001