水仙や 白き障子の とも移り・・あわら温泉『まつや千千』の豪華な“越前かに尽くし”コースと若狭牛 | 銀座由美ママの心意気

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働く女の心意気を、銀座という世界を通して、様々な観点から表現したくブログを始めました。 そんな銀座ママの日常です。どうかご笑覧下さいませ。








水仙や 白き障子の とも移り ―芭蕉
 


寒さはこれからが本番となりますが、寒風吹き荒ぶこの時節は、いかがお過ごしですか?



寒々しい冬景色に“雪中花”として映えるのは、ギリシャ神話で美少年“narsissus”が、

水面に映る我が姿に見惚れ、そのまま花となってしまったのが語源と云われる「水仙」で、

各地ではこの寒さの中、そろそろ咲き始めた様子です。




銀座由美ママの心意気-2010年1月10日飛行機からの富士山

1月10日小松~羽田便からの雲上に君臨する富士山・・・


銀座由美ママの心意気-あわら温泉 まつや千千 ロビー庭

銀座由美ママの心意気-あわら温泉 まつや千千 離座の露天風呂

先週由美ママ一家が滞在した『まつや千千』の夕食は豪華な“越前かに尽くし”コース!!!

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銀座由美ママの心意気-あわら温泉 まつや千千 越前かに盛り

越前・三国港の“黄色”のタグが付いた“越前かに”http://ameblo.jp/ginzayumimama/entry-10431393459.html





さて、掲句の芭蕉の句に詠まれているように、この「水仙」は冬から早春にかけて、

甘い香りと可憐な姿で咲き、白や黄色の美しい花の絨毯を愉しませてくれますが、

元は室町時代に中国から渡来し、スペイン、ポルトガルや北アフリカなどの地中海沿岸が原産地と云われ、

また「水仙」の名は中国名で(和名・雪中花)、“水の豊な土地を好む・・・”ことから

こう名付けられたと云われています。



「水仙」が、日本で脚光を浴びはじめたのは室町時代後期、村田珠光によって確立した「侘茶」に於いてで、

茶道に於ける「水仙」は、戦国時代から“茶花”として重宝され、

冬の花の代表格となり、16世紀~17世紀に催された茶会記によれば・・・

椿237回、梅152回、水仙84回、菊81回・・・と、当時79種類の“茶花”の中でも、三番目に多く使われています。http://www.shitanta.com/kadousadou/sadou.html


特に安土桃山から江戸初頭にかけては、小堀遠州がこの「水仙」を大そう好み、

季節の風情を貴ぶ茶道に於いては、きっとこの雪の白さにも似た“雪中花”「水仙」の透明感が

茶人の心を魅了していたのでしょう・・・



また、同じく安土桃山時代には、華道でも格調高い花として珍重され・・・

「陰花(冬の花)なりといえども冬の花の司にして盛久しく目度花也・・・」

「陰の花水仙に限る。賞賛すべき花なり・・・」と絶賛され、

松・社若・蓮・菊と並ぶ“五一色”のひとつに数えられておりました。


そして江戸に入り、華道が熟成期を迎える頃には・・・

「一に水仙、二に万年青(おもと)」と云われ、

松・竹・梅などとともに“祝儀に用ふべき花”に「水仙」も挙げられており、めでたい花として親しまれてきました。
http://www.shitanta.com/kadousadou/kadou.html



銀座由美ママの心意気-あわら温泉 まつや千千 旬菜盛り

“越前かに尽くし”コースは先ず“旬菜盛り合わせ”から・・・


銀座由美ママの心意気-あわら温泉 まつや千千 刺身盛り

“日本海の恵み”


銀座由美ママの心意気-あわら温泉 まつや千千 地元の銘酒千千 銀座由美ママの心意気-あわら温泉 まつや千千 活ずわい蟹洗い

“活ズワイガニの洗い”


銀座由美ママの心意気-あわら温泉 まつや千千 活才巻海老洗い 銀座由美ママの心意気-あわら温泉 まつや千千 アマダイ柚子釜蒸し

“活才巻海老の洗い”と“甘鯛の柚子釜蒸し”

銀座由美ママの心意気-あわら温泉 まつや千千 天然魚のはりはり鍋  

天然平目と野菜を鍋に入れると・・・↓↓↓

銀座由美ママの心意気-あわら温泉 まつや千千 天然平目のはりはり鍋  

天然平目のはりはり鍋・・・に変身!

銀座由美ママの心意気-あわら温泉 まつや千千 若狭牛フィレ  

でも“肉食獣”の由美ママは、甲殻系や魚介類・・・だけには満足せず、思わず“若狭牛”に舌なめずり・・・

銀座由美ママの心意気-あわら温泉 まつや千千 若狭牛フィレ石焼

石で炙られた柔らかい“若狭牛”に大満足!!!

銀座由美ママの心意気-あわら温泉 まつや千千 蟹飯

締めの蟹ご飯まで、ペロリと平らげました!(おかわり・・・はありませんでした・・・残念・・・)




このように日本文化の伝統を継承し、その花の形から“金盞”“銀台”とも呼ばれる「水仙」ですが、

三大群生地の越前海岸(今回の旅はちょっと早かったです・・・ね・・・涙・・・)、房総半島、淡路島や、また伊豆下田などでは、こらから各地で華やかに「水仙まつり」が催されますから、順々に、淡路島や南房総鋸南町、

また伊豆の爪木崎などの「水仙郷」にて、一面に敷き詰められた「水仙絨毯」の新春の花の自然を満喫してみてはいかがですか?
*淡路島  http://www.awaji-web.com/sightseeing/suisenkyo.html
*越前海岸 http://park7.wakwak.com/~mtyoko/yama/echizen.html
*南房総鋸南町 http://www.town.kyonan.chiba.jp/ibento/suisen/suisen.htm



そんな「水仙」にちなんで、今宵由美ママは“雪中花”の可憐な絵柄の着物を纏い銀座へと向かいます!!!