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生野タイムズ ふちもと稔 (竹田城・生野銀山)

天空の城・竹田城や生野銀山をはじめ、朝来市内の出来事、日本遺産「銀の馬車道・鉱石の道」について、随時報道します。

悪質な人権侵犯事件 1000件も

 

市内3地区の区長から「人権文化を推進させるための条例」制定を求める請願が、今年の3月議会に提出されていましたが、ようやく9月議会において賛成多数で採択されました。 

 

 

本会議から付託された文教民生常任委員会では、市内の人権状況を調査するために、市内の人権団体から意見を聞く一般会議を2回に分けて開き、意見を聴取しました。各団体からは、「差別は今もある」「人権条例は必要」といった意見が述べられました。

 

これらを踏まえ、委員会では「時期尚早」といった反対意見もありましたが、賛成多数で採択すべきものとされ本会議に上程されたのです。

 

市内3地区の区長から提出された「人権文化を推進させるための条例制定」を求める請願は、委員会での採択を経て、8月29日の9月定例会本会議に上程され、質疑・討論・採決がおこなわれました。

 

渕本は賛成討論で、次のように述べました。「昨年法務省は、年間の人権相談が7,000件以上あり、その中で悪質な人権侵犯事件として取り扱ったのが1,000件以上あると。1日3件以上の人権侵犯事件が起きているのです。

 

兵庫労働局は、高校生の就職試験における面接時に、差別につながる質問が毎年20~30件発生していると公表しています。就職という人生の重要な節目において、今なお差別が行われているのです。

 

一昨年、栃木県の行政書士は職権を悪用して、全国から不正に戸籍謄本等を3,500件も取得し、1件数万円で探偵社・興信所に闇で販売していた悪質な差別事件が発覚し、有罪となりました。類似の事件が毎年発生しています。

 

昨年朝来市では、行政書士等から2,396件(市内世帯の20%)の戸籍謄本等が取得されています。ネット上では、悪質な人権侵害・差別が横行しています。市民の人権を守るために、人権条例の制定によって教育・啓発を充実し、人権侵害を受けた市民を救済するため相談体制の整備等が必要です」。

 

討論の後、採決が行われ、10対5の賛成多数で請願は採択されました。今後は、市が1日も早く人権条例を策定し、議会に提案すべきです。

2年がかりで設立

 

日本遺産「銀の馬車道・鉱石の道」議員連盟を2019年(令和元年)に設立しましたが、私の思いを関係市町の議長に話し、理解してもらうのに2年間かかりました。

 

  【市川にかかる生野橋のたもとに設置されたモニュメント】

 

そして同年5月20日、6市町の議員有志63人が姫路市議会の会議室に集い、議員連盟が発足してのです。

 

6市町の連携による議員連盟の設立は、相当な覚悟、思いと情熱がなければ出来ないことでした。

 

理解していただいた皆さん、協力していただいた皆さんに感謝するものです。

 

設立7年目を迎え、議員連盟をさらに発展させたいものです。

 

 

 

無断キャンセルを無くす

過疎化・高齢化が進む朝来市において、持続可能な公共交通を確立するために、生野地域においてデマンド型(予約制)乗合交通が4月から運行されました。6月定例議会において渕本は運行状況とインターネット予約の問題点について質問しました

 

【自宅前まで迎えに来てくれたデマンドバス】

 

【渕本】4月1日から生野町において、デマンド型(予約制)乗合交通が運行しています。私も2回利用しましたが、運行状況について質問します。

 

【市長】4月の運行日数は25日で、運行件数519件の利用がありました。利用目的としては通勤利用が98件、買物利用が87件、通院利用が162件、観光利用が44件、通学利用が3件、金融機関・公共施設等への利用が125件でした。1日あたりの平均利用は21件となります。

5月の運行日数は24日、運行件数546件で、通院利用が181件で一番多かったです。1日あたりの平均利用数は23件でした。

 

 

■無断キャンセル

【渕本】予約しておきながら、時間になっても現れない無断キャンセルもあるそうで(私も2回目の乗車時に、別の乗合者が現れなかった)、さらなる住民啓発が必要です。

 

【市長】無断キャンセルがあるという報告は受けています。そうした課題に対して、改善していきます。

 

【渕本】1回目は電話で、2回目はインターネットで予約しようとして、市のホームページの予約画面を開け、すでに登録している自宅住所を何回打ち込んでも認識されませんでした。早急に改善すべきです。

 

【担当部長】指摘されたことについて確認しておりませんでしたので、適切な対応をします。

 

※インターネット予約は、この時点においては登録者住所が予約システムにヒモ付けられていなかったため、予約画面が認識しなかったのです。現在は改善され、登録した自宅住所で予約できます。

まずは電話予約

 

朝来市議会の6月定例会で渕本は6月6日、一般質問を行いました。一般質問とは、提案されている議案以外に市政全般にわたって質問できるもので、答弁も含め一人50分間です。

 

まずは、この4月から運行し出した、朝来市生野地域でのデマンド型(予約制)乗合交通について質問しました。

 

 

最初に、体験乗車も兼ねて電話予約。5月7日、予約通りの時間ピッタリにデマンドバスが自宅前に到着。運転手から運転状況を聞いたことを踏まえて、市が把握している運行状況について質問しました。

 

4月は519件、5月は546件の乗車があり、1日平均20件以上の乗車があるということで、予想以上に順調なスタートです。

 

そこで課題を2点指摘しました。

予約しておきながら、待ち時間になっても現れない無断キャンセルが時々あること。住民へのさらなる周知徹底を求めました。

 

さらに、インターネットで予約しようとしたら、システムの不具合で自宅からの乗車予約ができないことです。

 

これは、市が指定する82ヶ所の乗車場所しかネット予約に紐づけられていないことから、登録者が自宅の住所を打ち込んでも予約が進まない状況であることが別途、分かりました。

 

仕事の都合で夜にしか予約できない人もいるので、これは改善の余地があることを指摘しました。

 

 

 

 

1,000万円の弁済

 

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   【生野工業団地のバイオマス発電所】

 

県森林組合連合会(県森連)が債務の弁済について大阪高裁に申し立てており、この度、朝来市の債権に関して調停が行われ、朝来市議会に議案として提出されました。

 

生野工業団地に朝来市、県、県森連、みどり公社、関電エネルギーソリューションの官民5者による木質バイオマス発電事業が取り組まれてきましたが、ウッドショック等により間伐材が予定通り集まらなくなり事業が不振に陥り、県森連が撤退することで事業は停止されました。

 

県森連は県にも10億円近い債務を抱え、この件の調停も県議会に議案が提出され、6月議会で審査される予定です。

 

朝来市は、企業誘致奨励金として固定資産税に相当する額を6年間助成していましたが、事業撤退されたのでこの助成額約3,000万円の弁済を要求していました。

 

調停では、30%の約1,000万円を県森連が朝来市に支払うことで、朝来市は債権を放棄するという内容です。

 

この調停に関する議案に対して質疑が行われ、私はこの件の総括と今後の教訓について市長に質問しました。この後、所管の産業建設常任委員会へ付託されました。

 

生野バイオマス発電は、賃貸住宅大手の大東建託に事業譲渡され、4月1日より稼働しています。また新たに、民間が生野町においてバイオマス発電事業を6月から稼働させる予定で、木質バイオマス発電事業自体は期待される事業です。

 

 

 

ハンザキ研究所が総会開く

オオサンショウウオの研究を続けているNPO法人ハンザキ
研究所が5月26日、朝来市生野町黒川の同研究所において第
16回総会を開いた。


令和5年度事業報告・会計決算報告、令和6年度事業計画・
会計予算が全て承認・可決された。

オオサンショウウオは日本固有種で、世界最大(体長150㎝)
の両生類。日本、アメリカ、中国に棲息している。野生での
寿命などの生態は分かっていない。ちなみに、大きく口を開け
ると体が裂けているように見えるので「ハンザキ」と呼ばれて
いる。


今年度の事業計画では、さらに調査・研究、教育現場での出張
展示や出前授業、河川での公開見学会に取り組むこと。

 



特に調査研究では、市内の河川で1800個体以上にマイクロチップを
入れて追跡調査しているが、今年度はモバイルエコーを用いて
より正確な野外調査を行う予定だ。


数十年前に廃校になった小さな小中学校跡で、ハンザキ研究所は
世界に届く大きな研究・活動を行っている。
、、

 

日本遺産

おはようございマウス🐭


昨日、日本遺産「銀の馬車道・鉱石の道」議員連盟の2024年度総会を、市川町就業改善センターで開催しました。


議連ニュースの発行、インスタグラムを活用した写真展、複数の自治体で運営している日本遺産先進地域の視察等、事業計画や予算を可決しました。


記念公演として、日本遺産「銀の馬車道・鉱石の道」推進協議会の薮下隆史事務局長から、今後の取り組みについてパワーポイントを使って分かりやすく説明していただきました。


#日本遺産 #銀の馬車道 #鉱石の道 #議員連盟 #推進協議会



おはようございマウス🐭
昨日は、今月で結婚30周年なので妻と二人で、デマンドバスに乗って生野高原カッセルでランチしてきました。
但馬牛ランチセット、ハイボールや赤ワインで美味しくいただきました。

生野庁舎の建替えは木造で

 

生野庁舎の建て替えは、市の「森林ビジョン」に掲げる公共施設の木質化のシンボル的な建築物にすることが必要です。

 

国は木材の使用、脱炭素社会の実現に向けたグリーントランスフォーメーションを進めるため、CLT工法による建築木材の量産化をめざす方針を明らかにしています。県も同様です。

 

市は鉄骨とすると逆行しているが、1業者に頼らず相見積もりをとり行政の公平性を保つべきです。

 

【築50年を超え、耐震性に劣る生野庁舎】

 

 

生野庁舎の建替えについて、渕本は多くの町民が望む地元産木材をたっぷりと使った木造庁舎にすべきと主張しています。

 

市は、既に基本設計を委託している業者に、木造庁舎と鉄骨庁舎の比較を依頼し、その結果、鉄骨の方がコストが安いとしています。

 

国や県は、木材を直交に組み合わせたCLT工法にすれば鉄骨と同様の強度があり、コストも安く工期も短縮できると推奨し、各種穂補助金も用意されています。

 

2025年の大阪万博でも日本館は、CLT工法の建築が予定されています。朝来市は国や県とは逆行しているので、最低限複数の業者から相見積もりをとり、行政の公平性を担保すべきです。

 

予算がないといいますが、市は公共施設再配置基金に17億円も積んでおり、その0.1%だけでも取り崩せば、十分相見積もりをとることができます。なぜ、しないのでしょう。

 

生野庁舎の建替えは、今後の50年間を見据えた国家百年の計として重視し、地元産木材をたっぷりと使用した環境配慮(国連のSDGs)と、林業の振興を図るべきです。

政策提言①公共交通の充実を

 

過疎化、人口減少になる地域ほど、民間の路線バスやJRの列車が少なくなり、ますます公共交通が使いづらいものになっています。

 

私は合併した時からこの問題を訴え、ようやく市独自のコミュニティバス「アコバス」を運行することになりました。

 

 

しかし、民間の路線バスの既得権益が優先されるため、住民の要望にそったコース・時刻が組めないのです。

 

一方で、朝来市は公共交通を維持するために、路線バスの赤字路線に対する補てんとして約4000万円、アコバスの運行経費約4000万円、アコバスを運行することによる路線バスの逸失利益分補てん約2000万円を毎年つぎこんでいます。

 

JR播但線については現状を維持するのがやっとで、JRの「赤字路線削減」方針に巻き込まれないよう、毎年要望を続けています。

 

このような状況の中で、充実できるのはアコバスしかありません。たとえ、路線バス会社に支払う逸失利益補てん分が増えたとしても、あえて取り組むべきです。

 

 

その理由は二つあります。第一に、団塊の世代と呼ばれる最も人口の多い年代の住民が、2025年からは全員が75歳以上の「後期高齢者」になります。病院通いも増えるでしょうし、運転免許証返上も進みます。

 

そうした時に、公共交通としてのアコバスの必要度はますます高まるので、必要な予算をつぎ込んで、高齢者の日常生活を守らなければなりません。

 

第二に、市内高校生の通学を支援するために、通学を主体としながらも、通院等に使う住民との混乗のアコバスを走らせるべきです。

 

生野高校は生徒の減少が続いていますが、過去からの基本的な課題として山東町からの通学が難しいという問題があります。山東町から生野高校までの、直通バスが必要です。

 

和田山高校においても、和田山駅から高校まで距離があることで、大雨や積雪時の通学に苦労しています。ここも通学バスが必要です。

 

こうした通学バスを確保することによって、市内の高校を選択する生徒を増やしていかなければなりません。

 

朝来市は毎年、4億円程度の黒字決算なので、現状のアコバスに係る経費が2倍になったとしても、十分対応できる範囲です。