生野支所庁舎の建替計画
朝来市の生野支所庁舎は、1967(昭和42)年の建設で54年経過しており、しかも耐震基準を満たしておりません。
朝来市はまちづくりの基本として支所機能の充実に取り組んでおり、そのためには支所庁舎が信頼のおける建物でなければなりません。
【生野支所庁舎】
朝来市議会6月定例会に提案される議案の説明会が、6月9日に行われました。その中で、庁舎整備事業として補正予算計上されたのが、生野庁舎建替えのための基本設計業務委託費3,100万円です。そして来年度に実施設計、2023(令和5)年度から工事に入る計画です。
現在の生野庁舎を建替えると同時に、公共施設再配置計画に基づき庁舎裏の別館も解体し用途を廃止、庁舎対面西側にある老人福祉センターも解体し、機能を隣の保健センターに移管します。
耐震性・老朽化の問題から庁舎の建建えは必要な事業ですが、新しい庁舎は生野の歴史・文化を象徴し、周辺の井筒屋・浅田邸・甲舎宅等と整合性のあるものにして、観光振興につなげていかなければなりません。
また、森林整備・林業振興の観点からもCLT工法(繊維の方向が直交するよう積み重ねられた板)による木材の使用(高知県梼原町の様な木造庁舎)等、地域振興につながるものにするため総合的・多角的に検討すべきです。
この事業は、公共施設再配置計画を実施していくにあたっての試金石となる重要なものです。住民にしっかり説明し、理解を得て、みんなで創りあげる庁舎にしたいものです。
皆さんの声を、ふちもと稔にお寄せください。