住民の生命と財産を守るため、消防ポンプ自動車と高規格救急自動車を取得。 | 生野タイムズ ふちもと稔 (竹田城・生野銀山)

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あいつぐ住宅火災

 

南但広域行政事務組合(朝来市と養父市で構成)の臨時議会が6月4日、養父市役所の議場で開かれ、消防ポンプ自動車と高規格救急自動車の取得等の議案を可決しました。

 

 

消防ポンプ自動車は、すでに稼働している1台が規定の15年を超えて18年も走っているので、新たに取得しようとするものです。

 

C D−1型水槽付というもので、4輪駆動で乗車定員は5名。総排気量4000cc、ディーゼルエンジンで、水槽容量は1100ℓ、電動ホースカーおよび動力昇降装置が付いています。

 

C A F S(圧縮空気泡消火システム)というものは、少量の消火薬剤を加えた水に圧縮空気を送り込んで発泡させる装置で、少ない水で高い消火効果が得られるものです。

 

5社の指名競争入札の結果、長野ポンプ(株)大阪営業所が4,350万円で落札しました。納期は来年3月になります。

 

 

すでに稼働している救急自動車の1台が11年経過し、16万4000km走行しているので、新たに高規格救急自動車を取得しようとするもので、全会一致で可決しました。

 

総排気量2700cc、4輪駆動、磁気式防振ベッドで患者への負担を減らし、自動心臓マッサージ器が備え付けられます。

 

条件付一般競争入札の結果、兵庫トヨタ自動車(株)特販営業所しか応募がなく、3,200万円で落札しました。納期は来年3月になります。

 

いずれも特殊車両のため高価なものとなりますが、南但消防本部管内で住宅火災があいついでいることや、買い替えの対象となる車両が酷使してきたものであることから、住民の生命と財産を守るため適切な取得議案であると判断して全会一致で可決しました。