銀座みやこクリニック院長の濱元誠栄です
医師のSNSでちょっと話題になっていた、変わった病名がありました
不思議の国のアリス症候群
英語での病名は
Alice in Wonderland Syndrome
まんまやんけ!
どんな症状が見られるかと言うと
1)身体像の奇妙な変形
自分の身体やその一部分が急激拡大、または縮小する奇妙な感じがある。
2)視界に映ずる物体の大きさ、位置、距離に関する錯覚的誤認
人物や物体が異常に大きく見えたり、小く見えたり、実際より遠くにあるように見えたり、近くに見えたりするもので、変形を含む視空間知覚障害による症状。
3)空中浮揚の錯覚的感覚
身体またはその一部分(特に頭部)が軽く感じられ、ふわふわと浮揚するような感じとし て訴えられる。
4)時間経過感覚の錯覚的変化
時間経過が異常に早く感じられたり、逆に遅く感じられたりする。
以上のほかに、しばしば現実感喪失、離人症を伴い、例えば、美しい風景を見てもそれが美しいという実感がわかない、そこに本があるのは見えるが確かにあるという実感を伴わない、手足や首から上などが自分のもののような感じがしない、というような症状が伴う。
おお、、、まさに不思議の国のアリスだ、、、
この症状が初めて出た時は、多くの人が「自分の頭がおかしくなったんじゃないか」とか「精神疾患になったんじゃないか」と心配になるようです
そりゃ、ビックリしますよね、、、
でも、意外な病気が引き金になるようです
先ほどのHPによると
原因として多い順に
片頭痛 27.1%
感染症 22.9%
EBウイルス 15.7%
脳病変 7.8%
医薬品 6%
薬物 6%
精神障害 3.6%
てんかん 3%
末梢神経系の疾患 1.2%
その他 3%
年齢で区切ると、
18歳以下では感染症(EBウイルスが50%以上)
19歳以上では片頭痛
が最も多い原因で
あと、全体の65%が18歳未満で発症していたようです
10代でこの症状が起こったら、相当ビビるよな、、、
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