銀座みやこクリニック院長の濱元誠栄です

 

 

乳がんを疑ったり診断されたりしても、標準治療を行わず経過を見ている患者さんが一定数います

 

乳がん罹患者がまだ少なかった40年前などは、しこりを触知しても、「(医師も含めて)他人に見せるのは恥ずかしい」とか「乳がんと知られたくない」などの理由で放置している人は結構いたようです

 

で、そういう方々がどのような経過をたどったかと言うと、多くが皮膚浸潤し、いわゆる花咲き乳がんになります

 

 

花咲き乳がんというのは、たびたびブログで紹介しているこんな感じのがんです

 

 

 

 

患者さんを見ていると、しこりに気づいてから花咲きになるまでの時間は様々ですが、多くは何年かかかっています

 

ただ、皮膚浸潤の兆候である皮膚が赤くなってからは数か月という単位でがんが皮膚から飛び出してきます

 

それは、腫瘍の増大速度にある時から加速度がつくからです

 

図にするとこんな感じです

ステージ0や1で、Ki67という増殖速度を表す数値が<10%の顔つきがよい乳がんの場合、長い人で10年くらいは徐々に大きくなっていくので、無治療で放置している人もいます

 

ただ、ある時から急速に大きくなり、がんが顔を出してくると、痛みや臭いや様々な症状が出てくるので、病院にかからざるを得なくなります

 

花咲きまで進んだ段階では、ほぼ間違いなく肺か肝臓、骨への転移がみられるので、ステージは4となります

 

 

はじめのゆっくり進行している段階で治療できれば、10年生存率も90%を超えるので、もったいないなと思うのですが、、、

 

ただ、はじめから進行がめちゃくちゃ早いタイプもたまにいて、その場合はしこりに気づいてから、数か月で花咲きになってしまうこともあります

 

 

乳がんは、やはり早期で見つけて、小さなうちに切らない治療を選択できればベストかなと思います

 

 

 

 

 

標準治療は絶対イヤ!

抗がん剤もホルモン治療も受けたくない!

代替医療で治してみせる!

 

という乳がんの方は少なくないのですが、ほぼ間違いなく花咲いて大変なことになります

 

 

乳がんで有名なこちらの方々のブログも参照に

 

 

 

 

 

 

 

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