銀座みやこクリニック院長の濱元誠栄です
通院中の膵臓がんの患者さんが、急逝したと連絡がありました
3週間前の通院の際は、痛みが出始めたけどゴルフに行くんだと元気に話していたんですけどね、、、
亡くなる1週間前には、急変したから通院を延期するかもという連絡があったのですが、そのまま帰らぬ人となってしまいました
この患者さん、来院前の事前の問診票に、腫瘍マーカーCA19-9の値が15万以上と書かれていました(15万以上は測定不能)
さすがにこの腫瘍マーカーだと、持って1か月かな…かなりヤバい人が来たなと思っていたら、高濃度ビタミンC点滴で急に元気になったんですよね(全身のむくみが一発で取れて体が楽になったと言ってました)
当院ではハイパーサーミア+高濃度ビタミンC点滴+6種免疫療法を継続し、元気になったからとオニバイドまで開始され、一旦CA19-9が12万くらいまで下がっていました
亡くなる2か月前も真夏にゴルフに出かけて、熱中症になって主治医に怒られるというくらいに回復されていたんですけどね、、、
あまりに急過ぎて、、、ショックです
あるブロガーさんのご家族も、順調だったはずが急変して、短い期間でお亡くなりになりました
何で膵臓がんってこんなに急に悪化するんだろうと、ちょっと考えてみました
*あくまで個人的な考えの仮説です
通常、がん細胞が増える速度って、こんな感じです
最後に急加速で増える感じです
一つのがんと言っても、何種類ものがん細胞が存在しています
抗がん剤が効く細胞、効かない細胞、ゆっくりと大きくなる細胞など様々です
上記の図で言うと、BやCは抗がん剤が効いていた細胞で、Aだけ効かないまま大きくなったという感じです
膵臓がんに関しては、効かない細胞ばかりなのかもしれません
だから、A、B、Cともにどんどん大きくなる
最後、加速度がつくタイミングが一緒くらいなので、他のがんよりも最後の増殖が異常に早く感じ、亡くなるまでの期間が短くなるのかも
なんて思ってしまいました(あくまで想像ですからね~)
もしくは、がん細胞の共存の法則
膵臓がん細胞は、これを無視して、それぞれが増え続けるのかもしれません
膵臓がんだけでなく、胆のうがんや、抗がん剤が全く効かないがんも同じような感じだと思います
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