銀座みやこクリニック院長の濱元誠栄です
世に数多ある免疫療法の中で、6種複合免疫療法推しのハマモトです
6種免疫療法で使用される細胞たち
簡単に分類するとこんな感じ
上の4つが攻撃担当の細胞
下の2つは攻撃の手伝いをする細胞
カウンセリングでは、いつもこのように話しています
・一度に投与できる免疫細胞の量は国に決められている(大量投与で塞栓のリスクがある)
・その中で1種類の細胞だけを培養した方がもちろん攻撃力はある(他の免疫療法が、1-2種類しか用いない理由)
・ただ、がん細胞には免疫細胞から逃げる能力があるし、免疫を投与しても自分の体がブレーキをかけて、まったくがん細胞を攻撃できないことがある
・1種類だけの免疫療法だと、当たれば強力だが外れることもある
・1種類で行くよりは、6種類で力を合わせた方が当たる可能性が高まる
・1種類ずつの細胞数は減るので攻撃力は下がるが、当たった後にチームワークで細胞数以上の力を出す可能性がある
・1種類のイチかバチかを選ぶよりは、攻撃力は弱いが6種類の方が良いと私は考えている
・あと、費用面でも、1種類の場合だと、6-12回分を一度に培養するのではじめに数百万円かかり、途中で継続できなくなっても返金はない
・6種免疫だと都度培養、都度払いになるので、費用面で負担が少ない
・もし、”あなたには必ずこの免疫細胞が当たります”と確実に分かる方法があれば、1種類の方が強力だと思うし、そちらを勧めるが、こればかりは分からない(一応、調べる方法はあるが実際にその通りにはいかない←人間の体の不思議)
以上より、私は6種免疫を勧めています
私は免疫細胞のチームプレーに期待しています
と、前置きが長くなりましたが、それを証明する論文が先月発表されました
これ、ものすごい研究です
そういった研究をしていると聞いていたので、6種免疫推しになったというのもあったんです、実は
それがこの論文です
がん専門研究施設の先生が書いています
内容は全て英語で難しいの、かいつまんで図と一緒に説明します
6種類(NKT”様”細胞を含めると実際は7種類)をそのまま培養する方法と比べて、同仁がん免疫研究所独自の方法で培養すると、各細胞が5~1100倍まで増える
膵臓がん細胞と大腸がん細胞に免疫細胞を振りかけると、新培養法は細胞生存率を低下させた(膵臓がん細胞に関しては従来法では効果なし)
で、極め付きはこちら
キラーT細胞だけやNKT様細胞だけだとがん細胞の表面しか攻撃できないが、6種培養だとキラーT細胞+NKT様細胞の連合軍が表面を壊し、他の免疫細胞が腫瘍内部まで入り込むよう誘導する
左のグラフは、キラーT細胞だけやNKT様細胞だけよりも、6種培養の方が、細胞生存率を低下させたというものです
これが6種(正確には7種)のチームワークだ!!!
好中球/リンパ球比については以前こちらにも書いたので、参考に
最近ブログでの影が薄くなっていますが、遺伝子治療やマイクロ波温熱療法もありますからね~
CBDも忘れずに!
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