銀座みやこクリニック院長の濱元誠栄です。
抗がん剤の副作用のうちで
手足のしびれ(末梢神経障害)は
長期間生活の質を下げるます
以前も特集しました
CBDのことを詳しく書いています
↓↓
この時も、この論文を紹介しました
オキサリプラチンとパクリタキセルで
生じた末梢神経障害に対して
CBDを外用することで
85%もの患者が改善しました
これの結果を受けて
全米ナンバーワン病院と言われる
メイヨークリニック(病院です)で
CBDの治験が始まりました
今日はもう一つの論文を紹介します
CapeOX療法(=XELOX療法)を行う際に
投与の1日前から投与後8日目まで
CBDオイルを舌下投与するしないで
オキサリプラチンの副作用の5項目が
どう変化するかを調べた研究です
*CapeOX=カペシタビン+オキサリプラチン
*XELOX=ゼローダ+オキサリプラチン
オキサリプラチンの代表的な副作用
冷たい刺激への過敏症は
CBD使用者で軽減しました
喉の寒冷過敏症についても
CBD使用者で軽減しています
筋けいれんや
日常生活動作も同様です
他の論文でCBDオイルのタイミングが
・オキサリプラチン投与後
・オキサリプラチン投与前
両者を比べたところ
投与前から始めた方が症状が軽かった
というのがあったので
CBDオイルもCBDバーム(外用)も
抗がん剤治療の1日前から1週間くらい
毎日続けるのが良いと思います
当院の膵臓がんの患者さんで
ゲムシタビン+アブラキサンによる
強い足のしびれに対して途中から
CBDオイル+CBDバームの併用を
2年弱続けている方がいて
しびれは完全には無くならないものの
2年近く軽減したままでいます
アブラキサンの神経障害は蓄積されて
通常はどんどん悪化していくはずなのに
悪化せずに維持できているって
すごいことだと思いませんか?
しびれ以外の副作用にも
当院ではCBDを使用しています
上記はCBDバーム(外用)の症例ですが
7割くらいの方は抗がん剤による症状が
改善する感触があります
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