本日(2018.08.17)より平常通り営業(昨日は時短営業)しておりますが、やはり昨日、今日と、銀座の夜はとても静かですね。特にかなめ屋の位置する銀座八丁目界隈の裏通りは、まだ今週いっぱい主だった飲食店などが夏季休業のところが多いからでしょうね。

 

それでも日中は、ネット検索された一般の客様を中心に、かなめ屋にお越しになられたお客様が結構いらっしゃいました。お嬢様の結婚式を間近にお控えになられ、黒留袖にお挿しになる礼装用のべっ甲かんざしを探してご家族でお越しになられたお客様。また、高知県からは、お嬢さまの成人式の前撮りに合わせる華やかな髪飾りをお求めにご来店下さったお母様等など。その他にも扇子をネット検索されてお越しになられたお客様もまだまだ多いですね。本当に有り難いことです。

 

何れのお客様も、色々とネット検索されたり、有名百貨店などを訪れたりされているようですが、案の定、お取り扱い自体が無かったり、扱っていても種類が限られ、お気に召すものがなかなか見つからなかったようです。和装業界、特に和装小物業界の現状を鑑みると、この傾向は残念ながら今後も益々顕著に表れてくるかと思います。

 

和装小物、特に”かんざし”や”髪飾り”において、どのようなかんざしがおすすめで、逆に相応しくないのかなど、分からないことなど御座いましたら、どうぞお気軽にご来店の上ご相談ください。色々とお話を伺いながら、ご予算を含め、常時取り揃えております数百種類の中から、最も相応しいおすすめなかんざしをご案内申し上げます。

 

ということで、8月のお盆も過ぎましたので、そろそろ秋の結婚式や華やかな式典、パーティーなどにおすすめな、新作のべっ甲かんざしを少しずつご紹介して参りたいと思います。

 

 




 

本日ご紹介致しますべっ甲かんざしは、2014年に銀座かなめ屋80周年記念として10種制作させて頂いたかんざしの内2種を基に、蒔絵を泉元紫紅(しこう)さんに依頼し、新たに3種製作したものになります。向かって左側より順次ご紹介させて頂きます。

 

」(金蒔絵)、「」(べっ甲)、「」(うら側の老松の金蒔絵)、「末広がり(八の字)」(鶴が羽ばたいた姿とうら面の老松)と、日本古来より”おめでたい”とされているものを、1本のかんざしに凝縮した、大変贅沢な礼装用のべっ甲かんざしです。

 























かんざしの裏側には、蒔絵師の落款と、繁栄、長寿の意味を表す老松が描かれております。(3種共通)

 

老松(おいまつ)は長い年月を経た松の木の事で、人物や組織の末永い繁栄を祈念する象徴として親しまれています。 さらに表側の鶴の羽ばたく姿、老松とも”末広がり”(八の字)に描き、末永い繁栄を表しています。

 












・べっ甲飛鶴老松金蒔絵かんざし【abkbf180817-1¥158,000+税 【完売】

(蒔絵:泉元紫紅。大きさ:約縦138㎜、横57㎜、厚み4㎜~3㎜)

お問い合わせください。












































・べっ甲飛鶴老松金蒔絵かんざし【abkbf180817-2¥158,000+税 【完売】

(蒔絵:泉元紫紅。大きさ:約縦139㎜、横66㎜、厚み4㎜~3㎜)

再入荷】2018.10.追記【完売】

 








































・べっ甲飛鶴老松金蒔絵かんざし【abkbf180817-3¥158,000+税 【完売】

(蒔絵:泉元紫紅。大きさ:約縦124㎜、横63㎜、厚み4㎜~3㎜)

お問い合わせください。

 





 

 

には古来より吉兆に関連した様々な言い伝え、俗信が御座います。
鶴は千年」、「長寿を象徴する吉祥の鳥」。夫婦仲が大変よく一生を連れ添うことから「夫婦鶴(めおとづる)」、「仲良きことの象徴」。鳴き声が共鳴して遠方まで届くことから「天に届く(天上界に通ずる鳥)」。鳥類で唯一、ヒマラヤ山脈を飛び越せる能力があることから霊鳥とさたり、また日本各地にも「鶴が降りると降りたところに慶事のある知らせ」、「鶴が舞ってきたときは縁起がよい」などと一般民衆の間でも「めでたい鳥」として尊ばれています。また、「千羽鶴」も「鶴は千年」の言い伝えからきている習慣とも言われています。

にも鶴同様、「亀は万年」の言葉通り、様々な良き言い伝え、俗信が御座います。
浦島太郎の話では龍宮城の使いとされていますが、古い中国では仙人が住む不老長寿の地として信じられた逢莱山の使いとされ、「長寿を象徴する吉祥の動物」とされ、大変めでたい生きものとされています。また、甲羅の六角形は吉兆を表す図形ともされています。さらに、インドやギリシャでは、亀はその硬い甲羅を持つことから、世界を支えているという伝説があり、不動のものの象徴ともされているようです。

 

 

 



▼同じく新作の、”夫婦鶴”のかんざしも新たに製作致しましたので、追ってご紹介させて頂きます。



 

 

かんざしの装飾にもよりますが、シンプルなべっ甲かんざしを1本制作するのにおよそ1~2か月、形状や彫りなど比較的簡単な装飾が入ると、3か月程度。そして本日のような螺鈿や金蒔絵の装飾が入ったものになると、半年近く掛かるものも御座います。

 

お目に留まりましたらどうぞお早めにお問合せ、ご来店ください。

 

 

 

 

 

▼「白べっ甲鶴麻の葉彫り簪|鶴は千年、亀は万年、吉祥の鶴と亀と麻の葉のおめでたい簪。留袖、結婚式に」ブログ2018年01月05日号

 

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https://ameblo.jp/ginza-kanameya/day-20180105.html

 

 

▼「べっ甲夫婦鶴富士山螺鈿金蒔絵かんざし2018・2種|黒留袖、結婚式にお勧めなお目出度いかんざし」ブログ2018年01月12日号

 

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https://ameblo.jp/ginza-kanameya/day-20180112.html

 

 

▼「べっ甲飛鶴老松金蒔絵かんざし。吉兆、繁栄、長寿、御目出度い礼装用のかんざし。黒留袖、結婚式。」ブログ2014年07月10日号【完売】

 

https://ameblo.jp/ginza-kanameya/day-20140710.html

 

 

 

 

 

 

鶴は千年、亀は万年古来より縁起物として、広く祝事に尊ばれてきたべっ甲

一生に一度の晴れの舞台、結婚式などに出席される新郎新婦のお母様ご親族の方、またご列席されるお客様も、是非べっ甲のかんざしをお勧め致します。べっ甲であれば、大切に保存して頂ければ、一生持ちますし、べっ甲職人が磨けば、ほぼご購入当時のべっ甲本来の輝き、美しさが何度でも蘇ります。また万が一、足などが折れてしまっても修復が可能です。そういった意味からも、べっ甲は次の世代へも受け継いで頂ける素晴らしいかんざしです。

 

 

 

 

※天然素材(べっ甲、象牙、珊瑚、真珠等)、貴金属(金、銀、プラチナ等)を用いた手作り品は、製作時に使用する材料費、工賃等により価格が変動する場合が御座います。また、ひとつひとつ大きさや形状、装飾などが若干変わる場合が御座います。予めご了承ください。

 

 

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本日はお立ち寄り頂き有難う御座います。またのお越しを心よりお待ちしております。

 

 

 

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