ぎん太のことは中学生になると放置しましたが、小6までは手厚く勉強を見ました。
塾に行かせる代わりです。
他教科は小5の夏に撤退しましたが(わからなくなったから)国語は小6の開成の過去問まで一緒にやりました。
教えたのではなく、一緒にやったりそばにいたり、採点をしたりしただけですが、国語は子供の自学自習では無理だと思いましたので、頑張りました。
先日、小学校高学年でぎん太とやった国語の勉強法と
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幼児のポン三郎とやった話す力をつける方法を書きました。
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そこへご質問いただきました。
本人ももちろん読みます。
普通に1人で解いて、私が採点をし、私が解説を読んで、一緒に解き直しをします。
間違えたところを解説するとかではなく、まず私が文章を音読します。
それだけで、ほとんどの間違いに気づくことができました。
読んでいる途中で、どんどん
「あ!ここ間違ってた!」
と言ってきます。
ぎん太が特別ではなく、友人のお子さんなど、どの子も割とそうでした。
(語彙力がない子には、語彙の意味を説明しながらになりますが。)
絵本の読み聞かせと同じように、声の大きさに抑揚をつけたり、誰のセリフかわかるように、登場人物ごとに声色・喋り方を変えます。
「あ、このセリフ言ってたのこいつかー!」
とか
「そういう意味だったのかー!」
と自分でどんどん直していきます。
なぜ自分で読んでも理解できなかった文章を私が読むと理解できるのかというと、
子供の脳が、文字を映像にすることに慣れていないからだと感じました。
たくさん並んだ文字を見て、文字を絵に変えて思い浮かべる。
状況を理解して、記憶する。
簡単にできる子もいると思うんですけど、ぎん太は苦手でした。
だから私が読むのを聞いて、容易に情景が思い浮かんだのかなと思います。
ぎん太とコン次郎は文字が読めるようになって、1人で絵本を読めるようになってからも、私に読み聞かせをねだってきました。
「だって、ママが読んだ方が面白いんだもん!」
と言っていましたが、あれも自分で読むより内容が理解できて情景が浮かんできて、感情移入ができて、楽しかったのだと思います。
(ぎん太書籍より)
最後にぎん太に読み聞かせを頼まれたのは、小6でした。
夏目漱石の「坊っちゃん」を読んだけど、意味がわからないと。
ちょっとAmazonとかで最初の1ページだけ読んでみて欲しいんですけど、小中学生には意味わからないと思います。
でも、中学受験の長文読解、こんなんだったりします。
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「おやゆずりのむてっぽうで」で始まりますが、「パパに似ておバカさん」と言ってくれないとわからないじゃないです?
「小学校にいるじぶん」じぶんって、「自分」じゃないよ、「小学生のとき」だよ。
その他、「腰を抜かした」「べつだん」「小使いにおぶさって」など、昔言葉がいっぱいです。
赤ちゃんのころから、わからない語彙を説明してあげたのと同じように読み聞かせました。
(めっちゃ時間かかる)
国語のテストで近現代の小説や、方言が多い物語が使われると、残念な結果になりました。
だから、そのテストに使われた小説を買ったり借りたりして、最初から最後まで読んであげたこともあります。
読み聞かせは、何歳まででもやってあげたら良いと思っています。
読んであげて、好きになった本。中学受験のテキストや模試で、何度かここから出題されました。
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小さい頃からの「勉強を楽しく」「机での勉強時間を減らす」ための工夫を半分マンガで描いています。