あの日は、初シミとりに行こうと思い立った。
3回目の月命日は美容院だったし、初盆の時はマツエク行ったし。偶然だけど。
さて、並ぶので有名な皮膚科へ行って来た。並ぶったって、1~2時間。ふん。大病院でなんぼほど待って来たか。余裕〜。
その日の内にレーザー当ててくれると聞く。
診察時間前から少し並んで、いよいよ受付に電気がつき、看護師さんが出て来たその時だった。
ウッヒャーーー!
看護師さんの服を見ただけで、サービス業の方とは違う、看護師さんらしい動作を見ただけで、
バババババッと、フラッシュバックが起きた。
怖いわ〜、自分の脳みそ怖い。
だましだまし、診察室のドアが開いたり閉じたりするのを見ながら1時間待って、初診で先生に呼ばれる2、3分前、あれこれ思い出してて、涙がじわじわにじんで来ていた。
どこが気になりますか、と鏡渡された自分の顔は、見事な泣き顔だった。
あら、目がなんかヘン。と頑張って意地を張り、無視して、先生と話した。
10日間もかさぶた出来るとかいろいろ説明聞いて、ヘタレなので、やってもらわないで帰った。仕事が休みの時とか、また都合の良い時に来ることになった。
何しに、病院行ったかね?
エステと間違えてたわ。
エステみたいな皮膚科だけど、もちろんしっかり病院だった。
もう、しばらく取らんでええわ。
退散する。
これはもう、戦いやね。
どこに地雷があるかわからん。
80年代に多くあったベトナム戦争物の映画の帰還兵みたい。
しかし、一人亡くしてこれだから、
戦争ってどんなにすごいのだろう。
教訓。
わざわざ地雷を踏みに行かない。
私の言い分。
踏みたくて踏んでない~。
ご褒美買って帰った。
ディオールのマキシマイザー。
唇がぷりっぷりになるやつ。