半魚人にこだわりがあるのはなぜ？
NETFLIXを巡回していたら前に観た『キャビン』を見つけてつい観た。
かなり前に１回だけ観た記憶がある、そういえばこんな映画だった。
５人の男女の大学生が山奥の別荘にバカンスにやってくる。
しかし５人の行動は謎の組織に監視されており、コントロールされたシナリオ通りに行動させられていたのだ。
そしてひとり、またひとり命を落としていく。
『スクリーム』路線で過去のホラーをパロディにしてるというアイデアは悪くないんだけど、いまいちキレが悪い。
前半部なんて基本的過ぎて笑ってしまった。
大学生の男女（アホっぽいカップルと真面目な女の子、そして我が道を行く男）、マッチョな男はもちろんアメフト部、別荘に行く途中にはさびれたガソリンスタンドがあり、いかにも怪しいじじいが「おまえら死ぬぞ」みたいなことをいう。
到着した別荘はめちゃくちゃボロボロでもろ『死霊のはらわた』だ。
別荘の中に入った５人は「なかなかいいじゃん」なんて言ってるけど、おれなら絶対嫌だ。
彼らの行動を隠しカメラで監視している組織は世界中あらゆる場所で同様の実験を行っており、いかれた顧客にリアルタイム配信している。
いまでいうリアリティ番組だな。
ちなみにちょびっと映った京都編が気になる。
マッチョなアメフト男はアスガルドの王、世界を救う男はこんなとこでビビらさせれたわけだな。
組織の幹部はシガニー・ウィーバー。
戦う女戦士もすっかり悪いやつが板についてる。
そういえば『レディ・ガイ』でもマッドサイエンティストだった。
淫乱、戦士、学者、愚者、処女の血をいけにえとしてささげないといけないと邪悪な神が世界をほろぼすというトホホな設定がなんか笑える。
雑過ぎるラストも味わい深いものがあるぞ。
鑑賞メモ：NETFLIX
