慈しむスープ
スープを作る。
ことこと ことこと。
韓ドラファンのあなたなら、よく知ってますよね。
韓国では、誕生日(生日)には必ず 「若布スープ(ミヨックッ)」 をいただくことを。
韓国ドラマだもの、様々な複雑な生い立ちやシチュエーション。そう簡単に幸せに誕生日の若布スープを食べるという展開にはなりません。
「センイル(生日)の若布スープまだ食べてないだろ?」 とか言いながら、恋人やその人を愛しく思っているひとが、なぜか、広口魔法瓶に入った若布スープを差し出す、というシーンが結構ありますよね。
若布スープは、《牛肉と若布のスープ》が多いけれど、ドラマによっては、済州島では、《ウニと若布のスープ》(私の名前はキム・サムスン)であったり、ドラマ名は忘れたけれど、《アサリと若布のスープ》であったり、私が韓国語を習っている韓国人留学生によると、《鶏肉と若布のスープ》もあったりと、組み合わせる具材はいろいろ、地域によっても違う。でも、どの若布スープもニンニク、ネギ、胡麻油、醤油で調味して、たっぷりの若布が入っていることは一緒。
誕生日に若布スープ?え?どうして?って?
韓国は独自の漢方が研究されていて、漢方を韓方と呼びかえているくらいの医食同源の国。
産後一カ月間、韓国では、毎日、若布スープを食するのだそうだ。若布の栄養をこの時期採ることはとても理にかなっていて、産後の体内浄化にも効果があるらしい。
誕生日には、自分を産んでくれた母への感謝、そして母の産みの苦しみを忘れないようにと、若布スープを食べるのだそうだ。さすが儒教を重んじる国ですね。
中国でも、産後は、肉や魚と野菜を煮込んだ薬膳スープを食べるというから、世界の産後の食を調べてみるととてもおもしろいだろうね。
命がけの、「子を産む」という行為。
厳しかった、そして今だって厳しい状況にある女性たちの出産と、それを慈しむものたちのいたわり。
ことこと ことこと。
スープを作りました。
「和風ポトフ 練りごまソースを添えて」
干し椎茸と出し昆布、鶏手羽元といろいろ野菜の旨みがじんわりおいしいポトフです。
練りごまソースをちょっと入れていただきます。
レシピは ↓ gingamomのキッチン でどうぞ!




