昨日の井上尚弥VSタパレスの世界スーパーバンタム級王者統一戦。
井上尚弥が10R、KOで見事に勝利し、バンタム級に続きスーパーバンタム級の4団体統一世界チャンピオンになりました。
史上2人目の快挙です(もう一人は現役No1と言われるスーパーライト&ウェルター級を統一したクロフォード)。
なんと、この4団体2階級統一戦すべてKO勝ちです。
今日は、井上尚弥がどれだけ凄いかをボクシングに詳しくない受験ブログ読者に分かるように伝えます。
ちょっと極端に喩えますので、ボクシングのガチファンの方、怒らないでくださいね
では、行きます!!
井上尚弥の偉業は主に次の3つ。
・世界4階級制覇
・2階級で4団体統一チャンピオン
・26戦26勝無敗(23KO、KO率88.5%)
まず、世界4階級制覇。
これを受験に喩えると。。。
ボクシングは体重別に17階級ありますが、井上尚弥のキャリアで初めて世界チャンピオンになったのは2番目に軽い階級のライトフライ級。そして今の4階級目となるスーパーバンタム級は6番目に軽い階級です。
ボクシングは17階級ですから、小学校1年生~大学4年生&社会人の17学年に喩えて説明すると少しはピンとくるように思います。
井上尚弥は小学校2年生で小2模試で1位になり、次々と学年を飛び級し、小2ながら小4、小5の模試でもトップになり、ついには5学年上の小6の模試に挑戦し1位になったという感じです。
これが4階級制覇(井上はフライ級を飛ばしているので実際は5階級上チャンピオンになりました)の意味です。
凄くないですか。
次に、2階級で4団体世界統一チャンピオン
これを受験に喩えると。。。
模試のトップと言っても、サピックス、日能研、早稲アカ、四谷大塚とそれぞれの模試のトップがいますので、本当のトップが誰かはトップ同士で対戦しなければ分かりませんよね。
井上がやったことは、小2の井上が小5、小6のサピックス、日能研、早稲アカ、四谷大塚の模試をすべて受けて、それぞれの塾のトップを倒しすべて1位をとった、そんな感じです。
当然、調子の良し悪しもありますし、一度でも負けるとベルトを獲られてしまいイチからやり直しという超難関なんです。
凄くないですか。
最後に
26戦26勝無敗(23KO、KO率88.5%)
これは、過去に26回受けた模試ですべて1位をキープしており、うち23回は2位をブッちぎってのトップだったという感じですね。
凄くないですか。
ということで、ボクシングファンでない方に凄さを伝える企画、如何でしょうか、伝わりましたか?
かえって混乱したかな
今後の興味は、井上尚弥はあと何階級上まで通用するのか?というところです。
小2の井上は小6に殴り込み、圧勝したわけですが、中1、いや、中学3年生まで倒せるのか、そんなところが全ボクシングファンの興味なわけです。
欧米では3階級上(先の喩えでいえば中3)のライト級からがメジャーな階級になりますが、165cmの井上尚弥は厳しいのではないかというのが多くのボクシングファンの予想となっています。
井上尚弥は試合後のインタビューであと2年はスーパーバンタムに留まると言っていましたね。
35歳まで現役を続行したいと言っているので、残りあと5年。
今後の2年は腰を据えてスーパーバンタムで、その後フェザーに上げて前人未到の3階級4団体制覇、引退試合でスーパーフェザーに挑戦といった青写真と思います。
私もその考えに大賛成で、やはり、限界は近づいているので、安易に階級を上げず今のパフォーマンスを維持すべきと思います。
暫く今の階級で絶対王者の活躍を楽しみたいです。
まずは、悪童ネリを倒して欲しいです。
来年も応援します!!