これから志望校を変える場合~プランB戦略(その2) | 理系女子の難関大受験記&親父のつぶやき

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では、東工大から志望校を下げるいわゆるプランBについての戦略を書きます。

 

昨日の記事で志望校の候補を書きましたが、単純な偏差値では測れない志望校選択や受験戦略の留意点は以下のとおりになります。

 

1.その志望校に合格して嬉しいか?

 

志望校変更しても受験勉強は続きますので、モチベの維持が大変重要です。大学進学後も後悔だけが強く残ってしまう大学は避けたいところです。

合格したら嬉しい、ときめくような大学を選択することが重要で私立併願校、出来れば早慶理工よりも進学したいと思える大学が良いと思います。

 

自宅から通える首都圏難関大よりも地方であっても旧帝国大学のブランド力を重視するという考え方もあろうと思いますので、親子でじっくりと本音で話し合うことをオススメします。

 

旧帝大という括りではなく指定国立大学から選ぶというのもアリかなとも思います。首都圏から新幹線を使えばかなり近い指定国立大学第1号の東北大や自宅通学も可能な人も多い筑波大というのも魅力的に思います(全くの私の個人的嗜好です笑)。

 

 

 

 

 

2.共通テストの選択可能科目

 

ときめく大学を選んだとしても合格しなければ意味がありません。

東工大受験生の場合は、共通テストが足切りにしか使われないため、我が家のように国社を完全に捨てているタイプも多いと思われるので、重要なポイントになります。
 

 

前回の記事で例示したとおり旧帝大や神戸横国などの難関国立を目指す場合、共通テストでは80%程度の得点率が求められます。

英数理で85%、国社で70%でちょうど8割になるので、このあたりが現実的な目標ラインになるかなと思います。

共通テストの国語、つまり現代文・古文・漢文は逃げることは出来ませんので頑張るしかありませんが、社会は科目選択により学習時間の圧倒的な短縮が可能です。

 

共通テスト1ヶ月前の時点でノー勉の社会で7割をとるには現社が圧倒的に有利と思います。

ゼロスタートでも1ヶ月前から毎日2-3時間程度で確実に間に合います。初見で6-7割取れる人もいるくらいですから。

 

しかし、残念ながら旧帝と神戸、千葉では現社は選択不可となっていますので、ノー勉強で国社が間に合わないという方は、現社選択可能な、筑波、横国、お茶の水にするか、二次比率の高い阪大、名古屋あたりにするか、どちらかかなと思います。

 

現社選択できない場合の理系受験者は、地理か倫政が比較的勉強時間が少なく済むとは言われているようです。うちは2人とも現社選択なので詳しくは分かりませんが、勉強時間は現社の2-3倍以上はかかると思います。

 

3.共通テスト対策

 

共通テスト対策ですが、1ヶ月前から始め、年明けは二次対策は休止し、共通テスト対策に全振りという感じになるかなと思います。

 

では、共通テスト1ヶ月前から本番までどれくらい点数が伸びるのでようか?

 

我が家の共通テスト模試や共通テスト本番の得点はアメンバー限定で公開しています。

 

共通テスト1ヶ月前の12月中旬に、河合塾と東進の共通テスト模試を受けていますが、本番は東進模試から70点アップ(得点率7.8%アップ)、河合塾模試からは125点アップ(得点率13.9%アップ)となりました。

 

それまでにどれくらい共通テスト対策をやっていたかによりますが、我が家のように国社の得点がもともと5割程度である場合は、1ヶ月でこれくらいの伸びは期待できるのではないかな、と思います。

 

4.二次試験

 

一般的に二次試験比率の高い大学ほど、難問になります。

二次比率の高い大阪大学、名古屋大学と二次比率の低い北大、九州大、横国あたりでは問題の難易度がかなり違うと言われています。

 

過去問や東工大冠模試では判定が悪いが、ベネッセや河合なら判定が良いという方もいると思います。

標準問題を高得点するよりも難問のほうが得意なタイプなのか、難問はサッパリだが標準的な問題は高得点出来るタイプなのかを見極めて、志望校を選択すべきでしょう。

 

候補先をある程度絞り込んでから、過去問をやってみて判断するのが良いと思います。

 

二次試験対策は共通テスト終了から40日程度時間がありますので、過去問を15-20年分こなすことが出来、十分に間に合うのではないでしょうか。