MARIJIN -4ページ目

冬柿

外の騒がしさに、目を開ける。

そうして今日の一日は始まった。


既にお昼近くとなっていたのだが、まだ眠かった。

昨日あんな時間まで遊んでいたらそんなものだろう。

無作法な格好で外に出てみる。


柿取りに御執心な母とその親戚の姿を目撃した。

成るほどな。と思う。

外の騒がしさはこれか、と気づき、踵を返して寝室へと戻った。


実りの時期である。

とは言え、おいらは八百屋とかに行った事はない。

家で全てが賄えてしまうからだ。その時期の旬なものは大体が手に入る。

羨ましく思って頂ける事も多いが、それを育てていくことの重労働たるは、苦痛とも言える。


お百姓さんは凄いのだぞ。と言いたいのだ。


夜はお祭りに出向く。相棒が誘ってくれたのだ。

出店で夕飯を買い込むが、出店の食べ物ははずれが多いことを忘れていた。


相棒は腹を痛め、おいらは胃酸の量を感じた。


お百姓さん方が作った代物を、ここまでまずく加工できるのも凄いことだ。


できるなら味見をしてほしいものである。

夢中な・・

時間が過ぎるのが早いと思うのは歳を取った証拠なのか。

今日は度々そう感じる事の多い日だ。


仕事の過ぎる時間と、仲間と会って会話をしていた時間とで、今日一日が凄まじい程早く進んでいった。

片方は楽しい時間と言えるが、もう片方はどちらかと言えば、荒んだ時間だ。


あれもやらなければ。これもやらなければ、と。

目まぐるしく仕事の時間は過ぎてゆく。

ミスを2回した。いや、3回か。

駄目な己を罵っても、そのミスは消えないのである。



日記がこんな時間になったのは、楽しい時間の所為だが。


もう寝なければいけない。


ろくに頭が回らない。


不意に相棒の言った言葉が思い出される。

『遺言』と言うべき所を、『遺書』と間違えた事だ。


こんな相棒の失態もまた消えないのである。

それは・・

仕事場にとても気になる女性客が登場した。

スタイルも顔も悪くない。おいらの主観からではあるが。


では何が気になったのか。


膝下10cmくらいのデニムのスカートを女性客は穿いていた。

それには、スリットが入っていたのだ。


下着が見えそうだ。


見えそうで見えない。

それは日本の男性が好むラインである。おいらの主観からではあるが。


いや、おいらが女性客に注目したのはそこが問題だったわけではない。

スリットの位置だ。

真横にくれば、チャイナ服のようなお色気がかいま見えたのだろうが、女性客は違った。

真後ろだ。

スカートは厚地の所為か、スリットが綺麗にスリットしている。

ぱっくりだ。


おいらは思う。

ミニスカートよりも、あのようにスリットが入りぱっくりと見えている方が、注目の的になれるものなのだと。

なりたくはない。


女性客の仕草はより足を見ろと言わんばかりの仕草だったが、その仕草は伏せておこう。

ぱっくりと見える足の先が、蟹股だった事も伏せておいた方が良いのだろうか。