日本一の個性派女優
片桐はいりさんの
テレビドラマ初主演が決定しました!
最近のテレビドラマ関連のニュースの中で、
特に嬉しかったニュースの一つです。
タイトルは
「東京放置食堂」、
大島に移住した元裁判官の主人公が、島の女性と一緒に居酒屋を営むこととなり、悩みを抱えた人々を癒していく、というストーリーで、
「孤独のグルメ」「きのう何食べた?」「ひねくれ女のボッチ飯」「女子グルメバーガー部」などと同じ系譜の、テレ東お得意のグルメドラマです。
まず、心から思うのは、
「片桐はいりさんのような女優さんがドラマの主演が出来る時代になって本当に良かった」
ということです。
日本の芸能界の、特に女優というカテゴリーは、昔も今もルッキズムの温床で、
女優に一番求められるのは演技力でも個性でも人間味でもなく、若さや容姿です。
そんな中で、
アングラ出身で演技の力だけで今の地位を築き、
60歳目前で容姿にも頼っていない片桐はいりさんがドラマの主演に抜擢されたということは、
日本のテレビ界にとって革新的なことだと思います。
これがどれほど凄いことなのか、男性の皆さんには分からないかも知れませんが、多くの女性、特に女優を目指している若い女の子たちにとっては、凄く励みになると思います。
「女優は若くて美人じゃないと」なんて本気で思ってる人が居たら、そろそろ昭和の呪縛から解放されたら良いと思います。
そして、どうすれば解放されるか分からない、という人にピッタリなのが、
今回紹介している「東京放置食堂」です。
片桐はいりさん初の主演ドラマなので、ぜひ多くの人に観て欲しいです。
そして何より、
「片桐はいりさんのような女優さんがドラマの主演が出来る時代になって本当に良かった」と、心から思います。
ここからはせっかくなので、
片桐はいりさんについて紹介したいと思います。
片桐はいり
1963年、東京都出身。
ドラマ・映画・舞台など、様々な分野で活躍している超個性派の名女優で、
特に演劇界では天才と評する声も多いです。
木皿泉さん、松尾スズキさん、宮藤官九郎さん、西田征史さんといった個性派の人気脚本家たちから厚い信頼を得ている常連女優としても有名です。
特に、木皿泉作品と西田征史作品では、もはや“ミューズ”と言える存在です。
お嬢様育ちのため穏やかでおっとりした性格で、
謙虚で飾らない人柄のため周囲からの好感度も高いです。
たまにバラエティなどに出演すると、その人柄の良さがよく伝わってきます。
代表作は「かもめ食堂」「あまちゃん」「セクシーボイスアンドロボ」「富士ファミリー」「小野寺の弟・小野寺の姉」「ママさんバレーでつかまえて」「とと姉ちゃん」「繕い裁つ人」など。
最近では「私をくいとめて」や「ひねくれ女のボッチ飯」の好演も記憶に新しいですし、
次期朝ドラ「ちむどんどん」への出演も決まっています。
以前は見た目の印象から強烈な個性の役が多かったですが、
最近では普通の中年女性の役を多く演じています。
特に「あまちゃん」をきっかけに一般層の人気も上昇し、今ではドラマには欠かせない存在の一人になっています。
片桐はいりさんは、誰にも真似できない個性を持った女優さんですが、
片桐はいりさんが真の魅力を発揮するのは、実は普通の人の役の時だと思います。
「少し変わってるけど常識人で、仕事ができて頼りになる良い人」という、素の片桐さんに近い役柄を演じている時に、女優・片桐はいりの真価が発揮されます。
最近はそういった役を演じる機会も多くなっているので、
「やっと時代が片桐はいりに追いついた」と言えるのではないでしょうか。
1位 かもめ食堂
2位 富士ファミリー
3位 小野寺の弟・小野寺の姉
4位 私をくいとめて
5位 あまちゃん
6位 縫い裁つ人
7位 昨夜のカレー、明日のパン
8位 ママさんバレーでつかまえて
9位 セクシーボイスアンドロボ
10位 ひねくれ女のボッチ飯
11位 すいか
12位 よつば銀行