意外と「雨」 | ぎっちょ31  

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蒼き時代より共に生きる

少しは降るんだろうなくらいに思っていたし

実際、朝から雨が降っていたが

仕事しながら点けていたTVが急に

電波が途切れはじめ

 

真っ黒になった

雨はそれほどじゃない

しかし電波が途切れたとするなら南西方角にかなり濃い雨雲があるんだな

もう少ししたらジャンジャン降って来るか・・・と思って間もなく

そこそこな雨、雷も鳴った

 

コレだ

キッチリ、田平の南西方角に濃い雨雲が

福江も電波途切れただろうね

 

皆、巣箱の中で雨がおさまるのを待ってる中

一匹だけ、雨の中の網戸に・・・そんな行動してっと死ぬぞ

ベランダの地面にも雨に濡れた骸が何匹も転がっていました

ぱっと見だけでも10数匹

 

どんどん産んでいるんだろうが

どんどん死んでいく

引っ越して来た頃の当初のメンバーはどんどん死んでいってる頃なんだろうからね

あまりに早いローテーション

 

彼等を見てると

何のためそんな毎日一所懸命なんだ!?って哲学めいたことを思う

「何のために生きている?」

それは人間だって一緒なんだけどね

彼等は自分が食うためだけに活動してるワケじゃない

毎日毎日、外敵に食われる可能性、人間の農薬で命を落とす可能性、などにもめげず、花と巣を何十回も行ったり来たりして蜜や花粉を持ち帰ることを繰り返す

そして、死んでいく

 

なんのために必死なんだ!?って思うよね

 

まあ、種の保存のためにDNAに刻み込まれた行動をやってるに過ぎないんだが

飛び立っていく者、足に花粉団子をいっぱい着けて戻って来た者

一所懸命にそれを繰り返す姿が、人間にも置き換えて考えてしまう

 

今、お袋は終末期にあるが

なんのため生きて来たんだろうと思う

果たして幸せと感じた一生だったんだろうかと思う

30になる頃まで対馬で過ごし、結婚して対馬を離れ小さな島に嫁ぎ、子を育て

子は学校を出れば親元を離れて行く

そして、自分たちは老いていく

そして仕舞いには脳ミソすらマトモに機能しなくなってもなお「生」を維持(させられる)最期付近は不本意でしかない気がする

 

「一生」なんて、ミツバチとやってることと大差ないな・・・と思ってしまう