週間予報で晴れマークが出たと思っても続かない
また傘マークが現れる
ホント、雨多いよね
今年は特別多いんじゃね!?という実感すらある
まあ、季節の変わり目には「雨が降る」ので仕方ない
皆さん「雨ばかり」は「梅雨」の特権くらい思ってない?
あさはかですぞ・・・見えてませんな・・・
季節の変わり目には「雨」なのです
今の時期の「冬→春」に季節が変わる頃によく降る雨を「菜種梅雨」なんて言いますよね「春霖(しゅんりん)」とも言うかな
「春眠暁を覚えず」の「春眠」じゃないぞ、でもそうやって関連付けすると「なんつったっけ!?」とすぐに忘れず頭に残りやすいでしょ!?
「春→夏」の季節の変わり目には皆さんご存知、一番メジャーな「梅雨」がありますね
それには、天気予報でよく耳にする「梅雨前線」が影響します
じゃあ「夏→秋」の季節の変わり目には「秋雨」がありますよね天気予報などでよく耳にする「秋雨前線」が影響します
なぜ暑くなる夏の前と、涼しくなる秋の前に「雨続き」の日が起きやすいか!?
一言で言うと「気圧配置」が似たようになるから
大陸性の高気圧が強いのか、太平洋側の高気圧が強いのか
「高」と「高」の間には「低」が来ます
皆さん「高気圧」と「低気圧」って例えば「何ヘクトパスカル以上とか以下とかどっかを境に」なんて思ってませんか?思ったことすらないか?
「周辺に比べて」です
砂山と一緒です、小さい頃に砂山作りましたよね、あれを想像してください
砂場で砂山を作れば、その山はほかの地面より高いですよね「高気圧」です
その近くに別のお友達が砂山を作りました、あなたの砂山とお友達の砂山の間には低い砂地がありますよねそこが「低気圧」です
判りやすくね!?オレが考えた説明方法です
じゃあそこから付随して
その砂山ってさ、濡れた砂で作るとそこそこ高い砂山を作れますよね、だから子供の頃は砂を濡らして山にするか、深いトコの湿った砂を使って山を作るのです、トンネルを掘る山も濡らして作った山にトンネルを掘るのです、4~5歳の幼稚園児でもそれくらいのことは遊びながらも雑学として人生勉強しながら成長するのです
乾いたサラサラした砂で砂山を作るとある程度の高さから先は、砂を盛っても盛っても砂が砂山の麓に流れていきますよね「高気圧」ってのはその状態です「その砂」が「空気の流れ」です
皆さん、ざっくりと「高気圧は晴れ」って思ってませんか?
まあ、たしかに高気圧のド真ん中は「穏やかで晴れ」ています
しかし、高気圧の周辺部ってのはそうでないのです
なぜか!?
いま、砂山を説明しましたよね
砂山の麓が「高気圧の周辺部」ってことです
どうなってます!?
山の上から砂がサラサラと流れ落ちてきてますよね
先程書いたように「砂」が「空気」と思っていいのが高気圧
高気圧の周辺ってのは風が吹くのです
ただ「砂山の砂」と違うのは、地球では「コリオリの力」が働くということ
本来、その「空気」もまっすぐに麓まで流れ落ちるのですが地球が自転してるため「コリオリの力」が働き、北半球では方向に対して右向き、南半球では逆に曲げられるので
皆さんが観たことがある
「台風の気象衛星画像」のような「渦」になるのです
昨日のブログに上げた今日の予想天気図を例にすると
コレだけ見ても空気のイメージが見えてない人には「なんのこっちゃ」ですが
空気の流れのイメージは
コリオリの力を加味してイメージすると
こんな感じ
になりますよね
さらに流れは自然な感じでつながってるのでこんな感じになるのがイメージできます
見えている人は天気図を見てもこういう風に見えているのです
これも「見えないものを見る」のひとつです
そして学校でも習ったように等圧線ってのは同じ気圧の場所を線でつないでますから
線の間隔が狭いとそれだけ山が「急」ということになりますから、流速もあがります、結果として「風が強い」となります
天気予報で「明日は北東の風」ですとか「明日は風が強くなるでしょう」と言われないとわからないのはあまりにチープです
ましてや自然と海を相手にする「釣師」・・・プラスチックのアクションの付け方や魚の状態をカタカナの羅列で講釈を語るイマドキの「アングラー」ならいざ知らず・・・
まあ、本題の「前線」とは内容がズレましたが
このあたりの基本も解っておかないと話が進めません
「春→夏」にかけての季節の変わり目は地球の地軸の傾き23.4度の影響です、皆さん遠い昔に勉強しましたよね
簡単に言うと、太陽に温められない(傾きによる)冬から春にかけては寒いエリアの勢力が強くなりますよね。チベットやモンゴル方面にある寒い空気が強いってこと
それが次第に傾きの関係で太陽に当たりやすい「夏」に向かってくると、暖かい空気「太平洋高気圧」のほうが次第に強くなってきます
その「せめぎ合い」が梅雨前線です
だから梅雨前線ってのは春には沖縄・奄美あたりに発生したあと九州南部~北部~朝鮮半島と太平洋高気圧の勢力が増すにしたがって「せめぎ合いの境界線」は北上していき朝鮮半島内陸部くらいまでいくと消失し、太平洋高気圧に覆われ晴れが続きやすくなるのです
これが「梅雨」ですし「秋雨」です
「秋雨」は今話した「逆」です、今度は冬に近づいていってるので大陸の空気のほうが強くなり、九州北部から秋雨前線が掛かりはじめ、九州南部~奄美・沖縄と大陸の空気が押し切ったら、雨は少なくなり晴れが続きやすくなるのです
ここで、まだ疑問の人がいるかと思います
学校の時に習うレベルなんだけどね
「高気圧」や「低気圧」ってのは周辺から見てどうか!?って話しましたが
じゃあなぜ「低気圧」は天気が悪いの??
そう思う人は、そもそも学校の勉強が頭に残ってない人です
まず、さっき説明したように「高気圧」ってのは「砂山」のようなもの
砂山の麓に向かって「砂=空気」が流れていきます
これは皆さんイメージできてると思います
しかし、流れていった空気の行き場ってどこでしょう?
たとえば山から流れ落ちた砂が谷に流れていけば谷は埋まりますし
山に降った雨だとしたら雨は麓に流れ、川となって海に行きます
しかし、空気の流れにそんな溜まって埋める谷底もありませんし、海のように流れていく先もありません
どこに行くのでしょう?
「上昇」するんですね
これも学校の頃に勉強したと思います
「高気圧=下降気流」「低気圧=上昇気流」
高気圧から流れて来た空気は低い周辺部に流れ
流れていった先(それ以上空気の行先はありません)で・・・上昇気流になります
その際に、これも学校で習った地面付近の海や陸地の空気中の水分などを含んだ空気がどんどん空へ上昇すると飽和して凝結します(ようは水蒸気が水滴になる)・・・ねっ!?「雨」降るでしょ!?空中にとどまることができないくらいの水滴になれば空から落ちて来るのです、それが「雨」です
それも一回上昇してきて雨になって終わりではありません、「空気の流れ」ですから「供給は続きます(高気圧からの空気の流れ、低気圧の上昇気流)」供給が続くので雨はしばらく降り続けるのです
大雨の日なんかに思ったことない「空のどこにこれだけの水を蓄えられるんだ」ってさ
大きなダムをすぐに満杯できるほどの雨が空から絶え間なく降って来るんだよ、空に浮いてる雲からさ
いや、あれは空に「蓄えて」はいないのです「常に供給され続けている」だけです
コレも例にしてみると・・・なんだろうな
「貯金(蓄え)は持ってないけど、自転車操業で売り上げた金はすぐに全部使って宵越しの金は持たない、金持ってそうに見える自営業者」ってのはどぉ!?
それが「雨」です
イメージ沸いた?
だから季節の変わり目ってのは「雨」が伴うことが多い
たまにはこんなブログも・・・
オマケ・・・
そんな空気の流れ(呼吸)をイメージする「ABR」