キャラクターから背景まで、手書き風のアニメーションが印象的で、動画に近いタッチで絵本が動いているような感じが独特。

 

封切当時に、娘と映画館で鑑賞した気がする。

 

 

 

 

 

(ネタバレ含みます。御注意!)

 

 

いわゆる「竹取物語」をモチーフにした「かぐや姫」物。

 

それまでの「ナウシカ」から「風立ちぬ」までのジブリ作品とはかなり雰囲気が違うが、そこは好みの分かれるところだろう。

 

あの頃、娘は「この絵がいい」と言っていた。

 

私は「ナウシカ」「もののけ」ファンだったから違和感は持ったが、口承文芸である昔話をアニメ化することについて大学で学んだこともあり、ふんわりしたイメージ画っぽい絵が動くのは面白いと思った記憶がある。

 

 

今回あらためて鑑賞してみて、むしろ一番引っかかったのは、かぐや姫の想いに妻子ある捨丸が応えてしまう展開だった。

 

半ば一夫多妻が黙認されていた時代の話に現代的倫理観などナンセンスだろうけど、かぐや姫と不倫という構図を最後まで引き摺ってしまった。

 

 

「竹取物語」は原本がないからか大学の購読・特論で学んだ記憶がない( ̄▽ ̄;)

 『エンジェルフライト 国際霊柩送還士』(著/佐々涼子 集英社)を原作とし、「土曜ドラマ」(NHK 2025)も全話視聴した。

 

映画化され、Amazon Prime Videoにて配信。

 

 

 


(ネタバレ含みます。御注意!)

 

 

映画版ということで、4つの喪われた命と残された人々の想いに寄り添い、さらには主人公奈美(米倉涼子さん)と幸人(向井理さん)のエピソードまでを描く荒業。

少し複雑になりすぎないかと心配したが全くの杞憂。

 

むしろ、たくさんの要素が錯綜する中、丁寧に描く細部が効果的で、零れ落ちそうな想いの欠片を積み上げていく構成と物語に完全にヤラれた。

それぞれにあるはずだった未来、奪われた夢や可能性、それらを抱えて生きていかなければならない人たちのこれからまでを巧みに組み合わせて流れるラストの歌のシーンが素晴らしい。

 

もう泣きっぱなし(´;ω;`)

 

松本穂香さん、城田優さん、矢本悠馬さん、野呂佳代さん、徳井優さん、遠藤憲一さんたちエンジェルハーススタッフに加え、木村祐一さん、鶴田真由さん、久保田紗友さん、丸山智己さん、島かおりさん、入山法子さん、原日出子さん、佐藤緋美さん、月島琉衣さん、生瀬勝久さん、赤間麻里子さん、Richard E. Wilsonさん、池田成志さんなど贅沢すぎるキャスト陣。

 

メキシコの「死者の日」シーンがやや浮いた感はあるが、4つの命のドラマがそれぞれの重みを持って絡み合い、あまりの哀しみでやりきれなくなりかけたところに、ハリウッドスターの"sakura"の入れ墨の種明かしが効果的過ぎる。笑。

 

 

完成披露試写会でのエンケンさんの挨拶にまた泣いた( ;∀;)

原作は『文學界』(文藝春秋)初出の小説『クワイエットルームにようこそ』(著/松尾スズキ 2005)。

 

著者自身の脚本・監督で映画化(2007)され、今回ミュージカルとして舞台化。

 

 

 

 

(ネタバレ含みます。御注意!)

 

 

睡眠薬を大量摂取しオーバードーズで意識を失い、女子専用精神病院の「クワイエットルーム」と呼ばれる閉鎖病棟で目を覚ました佐倉明日香(咲妃みゆさん)は、そこで、それぞれの心の病を抱えた入院患者たちと過ごす。
 

松下優也さん、昆夏美さん、皆川猿時さん、桜井玲香さん、りょうさん、池津祥子さん、宍戸美和公さん、近藤公園さん、笠松はるさん、秋山菜津子さん、香月彩里さん、と共演陣も多彩。

 

松尾スズキさんの舞台は何本か観てきた。

 

その溢れる才能は多くの演劇人の認めるところだが、凡人の私にはややムズい。

でも、いろんな意味で示唆に富み、あらゆる方向に向けて強く発信するかのような強く魅力的な舞台に見惚れた。

 

喫煙室で患者たちが吐き出すのは煙だけではない。

むしろモヤモヤしているのは心の方だろう。

 

 

そういえば、今や全面禁煙が当たり前の病院だが、私が30代(1990年代)の頃、入院した地方都市の整形外科ではベッドで普通にタバコが吸えたし、なんなら夜は夜勤看護婦黙認の酒飲みすら珍しくなかった(;゚Д゚)

 

 

もひとつ、余談。

実はこの数ヶ月、hulu配信の「NOGIBINGO!」を寝酒のツマミにしている。笑。

そう乃木坂46のバラエティー番組(2014~2018)である。

今も映画、ドラマ、バラエテイー、CMなど大活躍している乃木坂卒業生たちの、かつての初々しくもその才能あふれる姿が感慨深い。

その初代キャプテンこそ桜井玲香さん。

 

なんだろ、娘に久し振りに会ったような( ̄▽ ̄;)

男性成人雑誌という性的メディアで働く者の苦悩や問題点を多数の関係者から取材し、実話を元に構成した完全自主制作映画。
 

「電子出版の台頭による出版不況、東京五輪開催決定によるコンビニからの成人雑誌撤退、さらに追い打ちをかけるように起きた新型コロナウイルスなど、激動の時代に生きた彼らにスポットを当てた業界内幕エンターテイメント。」(HPより)

    

 

 

(ネタバレ含みます。御注意!)

 

 

男性成人雑誌業界の雰囲気やその切り取り方がリアル。

実話を素にした笑い話のようで笑えないエピソードがてんこ盛り。

 

粗さはるが、きちんと熱量の感じられる映像だった。

 

「エロ雑誌」という希望の部署と違う配属先での苛酷な労働環境の中、悩みつつも次第に成長していく詩織(杏花さん)の真っ直ぐな瞳が心に残る。

 

 

…折角の苦悩も感情に流され不倫に走ったら水の泡の気もするけど…。

 

 

土台、「人はなぜセックスをするか」なんて哲学的設問に、エロ雑誌業界が責任を持つ必要はないし、紙面や編集者が考えるべきは、「Why」ではなく「How」なんじゃないのか。

 

もちろんその果てに「Why」が浮かび、その答えと詩織の眼差しが交わるときが来ればいいのだろうけど。

 

 

ま、散々お世話になった男のひとりとして大きなことは言えないが( ̄▽ ̄;)

アニメ『オッドタクシー』を全話視聴したが、ラストが意味深過ぎ(;゚Д゚)

映画『オッドタクシー イン・ザ・ウッズ』まで観て、ようやく納得。

 

結局、舞台『オッドタクシー 金剛石(ダイヤモンド)は傷つかない』の2回の公演に、テレビドラマ『RoOT / ルート』と合わせ、原作漫画とコラボラジオ番組以外は観た。
 

 

 

 

(ネタバレ含みます。御注意!)

 

 

アニメ版の最終話、ついに小戸川の秘密が明かされて物語が一気に透明化していく感じが上手い。

 

舞台、テレビドラマと「ミステリーキッス」中心で観た物語を、もともとのタクシー運転手小戸川の側から読み直した気分でとても面白かった。

 

いろんなピースがカチカチとハマっていく感じもいい。

 

そして、アニメ最終話のネタバラシ的結末。

落下する小戸川のタクシーと空中に飛散する紙幣、それをそれぞれの場所から目撃していく様子も絶妙。

 

意味ありげなラストも、映画版のエンディングロールで解消したm(__)m

 

 

声優さんも、本職の飯田里穂さん、三森すずこさん、鬼頭明里さん、山口勝平さんたちが参加し、芸人からはミキ(昴生・亜生)さん、ダイアン(津田篤宏・ユースケ)さん、トレンディエンジェルのたかしさん、森三中の村上知子なども加わり、さらに俳優の高杉真宙さんまで。

 

 

でも一番驚いたのは小戸川の花江夏樹さん!最後まで気づかなかった( ̄▽ ̄;)