毎回1人の女優とがっぷり4つに組んで繰り広げるWOWOWオリジナルコントドラマ(演出/松尾スズキ 脚本/松尾スズキ、天久聖一、大谷皿屋敷)。

 

 

 

女優さんの顔ぶれが凄い。


吉田羊さん、多部未華子さん、麻生久美子さん、黒木華さんたちが、そこそこシュールなコントを演じ上げる。



さらに生田絵梨花さん、松本穂香さん、松雪泰子さん、天海祐希さんと豪華絢爛な女優陣。

 

 

 

松たか子さんに長澤まさみさんでトドメを刺された。
 

 

毎話、どこからこんな設定を思いつくのかというコントを仕上げてくるあたりはまさに奇才天才。

そして、それぞれで松尾スズキさんが千変万化する。

 

そのせいか、最近は役者さんとしてもよくお見掛けする。

 

 

美しい方々は何をしていても鑑賞に堪えうる( ̄▽ ̄)

原作は警察学校を舞台とした小説『教場』シリーズ(著/長岡弘樹 小学館)。

 

TVドラマから全て観ている好きな作品。

 

 

 

(ネタバレ含みます。御注意!)

 

 

教場に立つ風間公親(木村拓哉さん)がオーラ凄まじく、それに呼応するかのような生徒たちとの凛とした熱感までが映し撮られているようで見入る。


綱啓永さん、齊藤京子さん、金子大地さん、倉悠貴さん、井桁弘恵さん、大友花恋さん、大原優乃さん、猪狩蒼弥さん、中山翔貴さんなどの生徒たち、かつての教え子たち、そして佐藤仁美さん、和田正人さん、高橋ひとみさん、小日向文世さん、波岡一喜さん、生瀬勝久さん、坂口憲二さん、森山未來さん、松本幸四郎さん、 明石家さんまさんと多彩で重厚な俳優さんたちが揃う。

 

 

張りつめた時間、そこに集う生徒たちやその背後に流れる物語、風間の過去から纏わる不穏な空気、そこに大好きなUruさんの楽曲「心得」が流れるとか、…もう至福。

 

サスペンスやミステリーの気配を纏った警察学校小説が原作のドラマ・映画にこんなこと書くのはどうかと思うけど、真相とか謎解きとか真犯人と結末とか(そんなのどうせあちら次第!)に気を取られて折角の鑑賞を無駄にしたくないと思うほど。

 

 

勿論、長いとは言っても映画の時間内で、原作の緻密に構築された物語を掬い切るのは至難の業で、いくらか分かり難いところや粗い箇所も散見するのは仕方がないところだが、物語、役者、演出、映像、音楽と映画全体の総合クオリティでねじ伏せられる感じが、逆に快感( ̄▽ ̄;)

アニメ『新世紀エヴァンゲリオン』(原作・監督/庵野秀明 テレビ東京)を新設定&ストーリーで再構成したリメイク作品『エヴァンゲリオン新劇場版』シリーズ4部作の最終作(監督/庵野秀明、鶴巻和哉、中山勝一、前田真宏)。

 

「エヴァ」を初めて観た時の衝撃は今でも覚えている。

 

あれから20数年、ようやく完結である。


 

 

(ネタバレ含みます。御注意!)

 

 

長い長い美しい時間だった。

 

 

特務機関NERV(ネルフ)、ゼーレ(SEELE)、人類補完計画とか、リリス、裏死海文書、ロンギヌスの槍などのやたら意味深な言葉、斬新で美しい映像、心に染みる楽曲、「エヴァ」の魅力は語り尽くせないが、私がハマったきっかけは、EVAと母親のいない14歳の子どもの心のシンクロ率がパイロットを決めるということだった。

 

 

確かに、TV版、劇場版、新劇場版、長い時間とたくさんの思惑の中でいろんな意味合いが生まれ、豊穣な「エヴァ」世界が醸成されたが、そこはいろいろと大人の都合も多分に含まれ、もちろん映像作品として必要なことだが、私の関心の焦点はそこではなかった。

 

 

どのようにして、その心は進んでいくのか。

 

それだけを見つめてここまで連れてきてもらった気がしている。

 

 

あの頃の私の心は確かに「エヴァ」とシンクロし、素敵な夢を見させて頂いたm(__)m

原作は韓国映画『パラサイト 半地下の家族』(監督/ポン・ジュノ 2019)。


舞台は1990年代の関西。

借金に追われ、陽も射さないトタン屋根のあばら家に住む金田家が、高台の豪邸で暮らす永井家に寄生(パラサイト)していく物語。

 

 

 

(ネタバレ含みます。御注意!)

 

 

映画は、韓国好きの娘に薦められて観たのだが、謎解き系、サスペンス系、スリラー系などは、疑問や矛盾だけが脳内を占拠して全然楽しめなかった。

 

それでもキャストが、古田新太さん、江口のりこさん、宮沢氷魚さん、伊藤沙莉さん、山内圭哉さん、真木よう子さん、恒松祐里さん、キムラ緑子さんたち、信じられない顔触れと知り、即鑑賞!

 

 

結論から言うと、前半は良かったのだが、後半から引っかかる箇所がいくつかあり、映画と同じで、うまい具合には消化できなかった。

 

ただ大好きな俳優さんたちが勢揃いで、舞台空間としては観ていてとても楽しかった。

 

 

正直、このキャストならどんな物語でも観る( ̄▽ ̄)

天童荒太さんの作品はいつも、その壮大な構想力、圧倒的な筆力に目が眩むよう。

著書もそれを原作とするドラマや映画も、ずっと頭の片隅で交響曲が流れているような感じはする。

 

でも、個人的にはミステリー系が少し苦手で、しばらく手に取ることはなかった。

 

そんな時、毎週愛聴している「らじる☆らじる」FMシアター(NHK-FM)でラジオドラマ『包帯クラブ ルック・アット・ミー!』(原作/天童荒太  筑摩書房)の再放送を聴いた。

時をまたいだ物語の豊かさ、キャストの声優陣の熱量、聴いていて自然に泣いた。

 

 

そして、購入し読み出したら、かなり重めのミステリーだった( ̄▽ ̄;)


 

 

 

 

 

 

(ネタバレ含みます。御注意!)

 

 

かなり厚めの上下巻分量作品は久々。

 

しかも、父が多額の負債を抱え失踪し母は倒れ要介護と、とんでもなく苛酷な状況を必死に生き抜こうとする幼い兄妹の時間が、噎せ返るような息苦しさで、余計にずっしりと重く感じる。

 

父と母、長兄の誠、次兄の正二、末妹の香、それぞれが抱えた事情と秘密が複雑に絡み合い、現実と想念が頻繁に交錯し、さらに臥した母の思いまで絡む混然一体とした救いの見えない物語がこれでもかと続く。

 

 

確かに、これはフィクションなのだろう。

 

 

しかし、そうとも言い切れない世界を私たちは生きている( ̄▽ ̄;)