男性成人雑誌という性的メディアで働く者の苦悩や問題点を多数の関係者から取材し、実話を元に構成した完全自主制作映画。
「電子出版の台頭による出版不況、東京五輪開催決定によるコンビニからの成人雑誌撤退、さらに追い打ちをかけるように起きた新型コロナウイルスなど、激動の時代に生きた彼らにスポットを当てた業界内幕エンターテイメント。」(HPより)

(ネタバレ含みます。御注意!)
男性成人雑誌業界の雰囲気やその切り取り方がリアル。
実話を素にした笑い話のようで笑えないエピソードがてんこ盛り。
粗さはるが、きちんと熱量の感じられる映像だった。
「エロ雑誌」という希望の部署と違う配属先での苛酷な労働環境の中、悩みつつも次第に成長していく詩織(杏花さん)の真っ直ぐな瞳が心に残る。
…折角の苦悩も感情に流され不倫に走ったら水の泡の気もするけど…。
土台、「人はなぜセックスをするか」なんて哲学的設問に、エロ雑誌業界が責任を持つ必要はないし、紙面や編集者が考えるべきは、「Why」ではなく「How」なんじゃないのか。
もちろんその果てに「Why」が浮かび、その答えと詩織の眼差しが交わるときが来ればいいのだろうけど。
ま、散々お世話になった男のひとりとして大きなことは言えないが( ̄▽ ̄;)