仏映画『アントニー・ジマー 』(2005)のリメイク。

脚本/フロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルク、クリストファー・マッカリー、ジュリアン・フェロウズ
 


 

 

 

基本、邦画派の私だが、こういう映画も嫌いじゃない。

何も考えずにただ楽しめる映画は王道だろう。

 

 

アンジェリーナ・ジョリーとジョニー・デップが絵になる。

 

 

巧妙な展開、洒落た台詞、鮮やかなラスト。

ほぼ想定内ではあるにしてもエンターテインメントはこれでいい。

 

 

 

ただ、金融犯罪課の第一級諜報官が惚れたという整形する前のアレクサンダー・ピアースの容貌は見てみたい( ̄▽ ̄;)

イキウメDVD、まとめ買いの3本目。

 

 

イキウメ作品の舞台となる「金輪町」にまつわる11作品。

 

 

それぞれにイキウメらしさが詰め込まれたオモチャ箱のような2枚組である。

随所にイキウメのエッセンスが散りばめられ、ドキリとさせられる小品ばかり。

 

 

中でも、『賽の河原で踊りまくる「亡霊」』(乙バージョン・丙バージョン)の不条理さ具合が妙に残る。

 

 

そして各作品で、喉に引っかかった小骨を呑み込むためには、長く深い物語を必要としていることに気づかされるのだ。

(原作/マイケル・クライトン 脚本/エミリー・カーマイケル)

 

 

『ジュラシック・ワールド/炎の王国』(2018年)の続編で、「ジュラシック・パーク」フランチャイズの第6作目で、「ジュラシック・ワールド」三部作の第3作目。

 

 

 

『ジュラシック・パーク』 (原作/マイケル・クライトン 監督/スティーブン・スピルバーグ   1993年) の衝撃は未だに忘れられない。

 

そこから、約30年、CG、VFX、SFXなどの技術も進み、さらなる境地に踏み込んだ気がする。

 

 

最近は過剰な演出やあざとい展開でSFやサスペンス系は食傷気味で、今作もその傾向は強いものの、懐かしいキャストの再登場とともに随所に「初心に帰る」雰囲気が盛り込まれ、懐かしさすら感じた。

 

 

錚々たるキャストの中、メイジー・ロックウッド(イザベラ・サーモンさん)のひたむきな瞳に惹き込まれた。

 

 

どんなに映像が進化しても、真摯な眼差しほど雄弁な画はないのかもしれない。

井上荒野さんをまとめ買いした時の一冊。

 

 

 

しかし今回の作品は、馴染めなかったと言うのが正直な感想だ。

 

相変わらず描写は的確で目に浮かぶようだし、だし、風情のある文章は好ましい。

何気ない1行が添えられていて、ハッとしたりする。

 

11個の惣菜にまつわる話もうまくできていて、美味しそうだし、幾つかは作る予定でもある。

 

 

でも、私とほぼ同年輩の3人の女性の言葉や行動や心持ちがあまりにリアル過ぎて、きっと私は壁を作って自分を守りたくなったのかもしれない。

 

それだけの女性のリアルを素直に受け止める覚悟がないひ弱な男なのだ。

 

だって、私には隼のような若さや行動力はもちろん、旬ほどの魅力もなければ、白山のような深みもない。

 

 

なにか敗北感にも似た虚ろさの中、全てが遠いところで起きている物語をぼおっと眺めたまま読了した気がする。

ウィリアム・シェイクスピア原案・原作のミュージカル、2024。

 

 

 

苦手なシェイクスピア作品の苦手なミュージカル舞台。笑。

流石に劇場は敷居が高い( ̄▽ ̄;)

 

 

配信ならと、岡宮来夢さん+奥田いろはさんペアの舞台を観た。

 

 

すると、かなり今風のアレンジに、シンプルな構成。

 

さらに台詞はきちんと語りながらも、それぞれの想いをしっかり歌い上げて物語を進めていく展開が心地いい。

 

 

周知の物語ということもあるにしても、今まで観たシェイクスピア作品、ミュージカル作品の中では群を抜いてわかりやすい。

キャストも素晴らしいし、最後まで集中してみることができたm(__)m

 

 

ただ、10代の現役アイドルの体当たり演技には、個人的に驚いた(;゚Д゚)

乃木坂5期生は、デビューからずっと見守ってきたから父親目線でおいおいおい!と突っ込んでしまいました。笑笑。