娘の絵の第17弾と、オヤジドリフトを―決行編:PART:1- | クラブ・ミッドナイト:正伝!! =Sの称号= 第2章

クラブ・ミッドナイト:正伝!! =Sの称号= 第2章

TYPE Rの称号を与えられなかったもう一つの悲運の車

  さてさて、ようやく体力が28%ほど回復したので、前回の続きなどを。

 

 まずは娘の絵の第17弾は「ヒトデの降る砂浜。」だそうだ。

 

 

 ヒトデと言えば人間界では海の嫌われ者、と意識する人は多いと思うが、娘はこのヒトデを海の星として考えていたんでないかな??

 真ん中に少女が座っていて、またまたメルヘンチックな絵だと思う。

 

(というか、オヤジ的には娘の絵はそろそろネタ切れするかな??と、思っていたのだが、どれだけ描き貯めているのやら????)

 まあ、娘も喜んでいるので、読者の方々にはしばらく付き合ってもらおう。(笑♪)

 

 さてさて、いよいよ実行編である。

今日の予定は車で4時間ほどの200km先の旭川の美術館、画材屋さん、旭川科学館:サイパルを見に行ってから、3件のブックオフを行く予定であった。

 

 S2000を見たら燃料は限りなく0に近い。

このまま走れば間違いなくガス欠が決定する。

 

 そこで馴染みのスタンドが空くのが7時30分なので、そこが開くまでとりあえず、洗濯などを終わらす。

 

 スタンドでS2000のガソリンを満タンにして、いよいよ旭川へ。

 

 通常、北見⇒遠軽⇒バイパスを経由してヒップ⇒旭川 なのだが、今回は天気も良く、朝だから、北見⇒石北峠⇒上川⇒旭川に向かう。

 

 ここでトイレタイムとオヤツタイムで上川のコンビニに寄ったのが運の尽きであった。

 

 コンビニにいつもより多いバイカーと、コンビニの駐車場で、上川の街の中へ誘導している警備員が3人ほどいた。

 

 あんまりにぎやかなので、オヤジは思わずコンビニの店員さんに、「この先でイベントか何かあるんですか??」と聞いてみた。

 すると「この先で今日はバイクのイベントがあります。」という答えであった。

 

 すかさずオヤジは娘に「予定変更だ!!バイクイベントへ、行ってみよう。」と、話すやいなやS2000に乗り込んだ。

 

 会場に着くと・・・・そこはバイクの展示会ではなく、バイクのパーツやツナギ、ヘルメットが売られている場所であった。

  この赤い矢印のレバーね。

 

 ここで、オヤジは今まで不思議に思っていた、パーツが付いているバイクを見つけた。

 よくレーサーにもついてるブレーキレバーの前についているハンダルのエンドから出ているブレーキレバーみたいな形の部品だ。

そこで店員さんに聞いてみた。

「最近、レーサーにもついているようですが、ここのブレーキの前についている、レバーみたいなやつは、何なんですか??」

 

 するとその答えはブレーキレバーガードというやつで、時速200km/h以上でドックファイトしている最中に、右側のマシーンのカウルが左側のマシーンのフロントブレーキレバーに当たると、急ブレーキがかかり、転倒して大事故になるので、このガードでフロントブレーキに当たらないようにしている働きがあるのだ。

 

 いままで疑問に思っていたことが判り、すっきりしたオヤジでした。

 

  旭川には大幅に遅れて、到着はもう11時30分ぐらいであった。

そこでブツクオフに行くのは諦め、美術館へ行く。

 その後、画材屋さんへ向かい、そして旭川の科学館のサイパルへ向かう。

 滴る水にゴジラの映像が映っている。

同じ形なのだが、文章によってはBと13に見える。

 ハートの色は実際は同じ色なのだが、赤と青に見える。

 

キャプチャーモーションによって、モデルになっている子供の動きが、前面の類人猿の動きになったり、

 実際の宇宙飛行士もこれで訓練しているという、360度グルグル回る輪。

 実際のレースにも使われている、サベルトのシートベルトが使われていた。

 

 今日の宿泊先まで約40km、車で約1時間ほどかかるので、チェック・インを16:00を予定。

 

 このサイパルを出るのが遅くても、15:00であったのだが、よっぽど楽しかったのであろう、気が付いたら30分もオーバーしていた。

 

 慌てたオヤジはホテルの連絡先をメモするために、受付の人に紙とボールペンを借りた。

 すると受付の人は「何かお困りごとがあったのですか?」と聞いてきた。

 うーーむ。ここの受付は凄いなぁーーー。

 何も関係ないのに、わざわざ、聞いてきて力になってくれようとするなんて。

 

 あたらめてサイパルの人たちの接客の教育の高さにビックリしたオヤジであった。

「いゃ、宿泊先のホテルに少しチェック・インが遅れる事を伝える為の電話です。」と、オヤジは受付の人に安心させた。

 結局、宿泊先には大幅に遅れて17:00過ぎに着いた。

 

 オヤジ達はこのホテルを何回も利用しているので、駐車場が下にあるの走っていたのだが、一組のアジア系の観光客が、ホテルの玄関の前に車を停めて、チェック・ンをしようとしていた。

 

 とーぜん注意をする誘導員であるが、どうも英語は苦手な様である。

 

 玄関前に車を停めた観光客に駐車場は下にあるといくら伝えても、判らないようであった。

 

 見るに見かねたオヤジはここで助け舟を出した。

「ノー!!ノー!パーキング、ノー!!」と、車を停めているところを指さした。

 

 そして「ダウン、パーキング!!」と、身振り手振りで下側に駐車場があることを伝えて、ようやく相手は理解してくれた。

 

 オヤジは英語は話せないが、商売柄、外国人の客も来るので、ある程度、コミニュケーションで、自分の話す意味を相手に伝えることは出来る。

 

 ようやく意味を伝えて安心したら、肝心の誘導員は他の車の誘導をしていた。

 うん、もーーう!!(笑♪)

 部屋は思ったよりも良かった。

 夕食はトーゼンバイキング、大満足のオヤジと娘。

 

 ここで少しムッとする事が起きた。

 

 上の画像のヒツマムシが美味しくて、お替りをしていた時だ。

 

 一人のオヤジよりも年上の日本人の男性が、見も知らないオヤジに向かって、威張りくさった態度で「ここの茶碗が無い!!」と、文句を言ってたのだ。

 

 目の前にあった茶碗を指さしたら、「これは向こうの食材の茶碗であって、ここの茶碗では無い。」と怒鳴りだしたのだ。

 

 多分、オヤジとそのお客が揉めているとみえた従業員が慌ててオヤジ達の元にやって来た。

 

 そのお客は従業員に向かった「ここの茶碗が無いぞ!!」と、また文句を言いだした。

 

 従業員はオヤジと同じように「これがここの茶碗です。」と言いながら、オヤジと同じ茶碗を指さした。

 

 ホテル業界は人手不足で、最近は外国の人が働いているのが多い。

 その為、言葉がうまく伝わらなくて、結構、年を取っている人で怒り出す人もいる。

 

 昔は若い方が我儘を言う人が多いと感じていたが、最近は年を取った人が我儘を言う人が多くなったと感じている。

 

 反面教師であるが、やはり相手に感謝すると言う気持ちは忘れたくないと感じている。

 

 食事後、受付の人に「ご馳走様。美味しかったです。」と、感謝の言葉をかけて部屋に戻るオヤジであった。

 

 翌朝も、とーぜんバイキング。

 普段はオカユなんか絶対に食べないのに、昨日は食べ過ぎたのであろうか??

 やけに胸焼けがするので、オカユが凄く美味しかった。

 8:30頃、無事にチェック・アウトを終え、S2000に乗り込もうとしたら、直ぐ近くにシカがいた。

 

 さあ、これから今回の旅の目的地!!

 

 ドリフト大会がある砂川に向かうぞ!!!

 

 次回―最終話ーオヤジ、ドリフトをー

 

 そしてー走れ!!メロスのようにー