2025年、旭川バイクフェスタ!! | クラブ・ミッドナイト:正伝!! =Sの称号= 第2章

クラブ・ミッドナイト:正伝!! =Sの称号= 第2章

TYPE Rの称号を与えられなかったもう一つの悲運の車

 

 いよいよ、本命のバイクフェスタに突入!!

 

 入口すぐ横の左側のバイクを見たら、メグロと書かれていた。

 しかもタンクにはホンダ車専用のウイング(羽)マークが描かれている。

 反対側の右のブースはカワサキである。

 「おいおい、HONDAがメグロを名乗ったらいかんでしょ!!」と、一人ツッコミを入れていたら、よーーくタンクを見たら、カワサキであった。

 「えっ??ウイングマーク、カワサキでも付けて良いの??」

 

 最近は年を取ったせいか、このようなレトロなバイクがカッコいいと感じてしまった。

 他の外車のメーカーでも、結構、レトロ感あふれるバイクがあった。

 おおっ、これが昨年、トライアンフもついに400ccを出しました。と、言っていたバイクであろう。

 

 ホンダのフラッグシップ。CB1300SF。やはりオヤジ的にはこのようなバイクのほうが安心する。

 スズキのフラッグシップはやはりハヤブサである。

 何せ、世界最速のバイクとして、ギネスにも乗ったことがあるバイクだからだろう。

 

 今回はどちらかというと、クラッシカル的なバイクが多い中、ヤマハは唯一気を吐いたメーカーではなかろうか??

 今はもう絶滅しつつある、レーサーレプリカを再現して出してきているからだ。

 

 うーーん♪RZ350や、RZV500Rの時代が懐かしい♪

バイク界のフェラーリーと言われる、ドウカディ・パニガーレ。(ピンボケですまん♪)

ご丁寧に、フロント下のカウルにも、フロントウイングが付いている。

よく、雑誌の試乗コーナーでは、絶対にこかしたらいけない。と書かれるぐらい、一コケ修理代が高いバイクなのであろう。

(笑♪)

 

 

 そーいえば、昔、黒いビニールテープで、フロントのライトをこのようにバッテンを貼って、走り屋風をイメージさせて走っていたなーーー。

 

 友人に、このバイクの画像を送ったら、「空冷世代には、こんなガンダムのようなバイクはよくわからん♪」と、のたまわっていた。

 

 確かにガンダムのようだとは、言い得て妙である。

 (爆笑♪)

 

 最後にまた、カワサキのブースに舞い戻り、Z900RSを見る。

 

 うーーん♪、ZⅠのオマージュしたバイクだが、やはりゼファーにしても、タンクのデザインの完成形はZⅠやZⅡではないだろうか??

 

 個人的にはZⅠやZⅡのデザインがカッコよく映る。

 

 まあ、本物はもうバイクの殿堂入りしているから、買えないから900RSを買うんだろうなぁーーー。

 

 最期に、どうしても気になったバイク。

 

 H2の特徴はバイク業界、唯一の過給機のスーパーチャージャーで武装しているとこだ。

 

 カワサキZ H2ネイキッドである。

 

 いわずと知れた、あのニンジャH2のネイキッド版である。

 

 しげしげと見ていたら、カワサキ・ブースにいたキレーなオネーさんが、オヤジに話しかけてきた。

 

「良かったら、H2,ネイキッドに跨ってみませんか??」

 

 見ると車重は240kg。丁度、カタナと同じぐらいである。

 

「いや、良いです。こいつの重さは充分に知っていますので。」というオヤジの返答に、

 

「何か乗られていたんですか??」と聞いてきた。

(乗っているんですか??ではなく、乗られていた。である。)

 

 その問いかけに、すかさずオヤジはカタナと答えようとしたが、一呼吸置き、

「フォーティン・アール。」と短く答えた。

(乗っていただから別にウソは言っていないよ。笑い♪)

 

 ちなみにZX-14Rと答えるよりも、フォーティン・アール(14R)と、答えるほうが、いかにもオーナーらしく聞こえる。笑い♪

 

 さらに久し振りに、綺麗なオネーさんとお話したから、オヤジ、もう少しキレーなオネーさんとお話したいという。ド・スケベ心が丸々見えている。

 

 そのオネーさんは、オヤジがカワサキ党だと知って、嬉しそうに微笑み、

「そうですよね、フォーティン・アールのオーナーさん、皆さん、絶対に他のバイクに浮気しないんですよねーー。」と、喜んでいた。

 

「世界最速と言われるハヤブサを抜かすためだけに作られた、フォーティン・アールが出てきて、すかさず買っちゃいました。」

「流石にでかすぎて、跨るのは苦労しましたけどね。」と、体験談を少しひけらして、オーナーの真実味を出す。

 

「ところで、今回はSS系のH2は出さなかったんですか?」と聞くと、

 

「ニンジャH2ですか??」

「今回はこちらの、ネイキッド系を出しました。」

 

「フォーテイン・アールが出てきたときは、ぶっ飛びましたが、ニンジャH2が出てきたときは、更にぶっ飛びましたねぇーー。」

 

「レース仕様のH2Rが世界最速の400km/hを出した時は、カワサキ党としては凄くうれしかったです。」

 

「しかも400km/hを出すと、タイヤが10秒しか持たなくてバーストするから、アタックを開始してから、9秒で記録を出したと言われますから。」

 オヤジがオタク的な話を、次から次に話し始めた。

 

「これからも、カワサキは世界最速を目指して頑張ってください!!」

 最期に、オネーさんに力強く応援し別れたら、オネーさんはうれしそうな顔をしていた。

 

 きっとあのオネーさん。オヤジの事を今でもフォーティン・アールのオーナーだと思っているだろうなーー。

 

 ハハハハ。あんなクソ重いバイク、乗ってたった5回で止めたヘタレなオヤジである!!

 

 歳をとっても、綺麗なオネーさんには未だに見栄の張りたがる、ゲスなオヤジがそこにいた。(爆笑♪)