8日(火):午後9時、会社が終り、自宅に帰ってきたオヤジは、家で待っている娘を乗せて、一路苫小牧方面に向かった。
網走からは苫小牧には帯広から高速に乗るほうが近い。
が、今回は旭川に向かって走っていった。
何故かというと以前、苫小牧に走った時には、帯広から高速道路で、休憩する場所が1ヶ所もないからである。
で、疲労困憊しながら真夜中の3時近くに苫小牧に着いた記憶があった。
今回は早めに疲れたら、旭川で1泊。
もう少し頑張れれば、岩見沢、出来れば今日中に苫小牧まで走れればいいかなと思っていた。
S2000は真夜中の為、下道をハイスペースで走っていった。
平均速度、80km/h~100km/hで走っていたら、滝川付近で草むらの中に不自然に停まっていた白い車を発見!!
しかも天井には何やら四角い機械が置かれていた。
「!!」その瞬間!!急ブレーキーを踏むオヤジ!!
しかし、どう見てもスピードメーターは80km/hを指していた。
「捕まったか!!」と、一瞬ドキリとしたが、恐怖の赤いライトは点滅していなかった。
もしかしたら、パトカーでは無かったのかもしれないが、とりあえず、ヒヤリとした瞬間であった。
下道は高速料金がかからないが、こんな危険が待ち伏せている。
その後、順調に走り岩見沢に1時過ぎに到着。
娘がかなり眠たそうにしていたので、ここで1泊をする事とした。
ほぼ2時近くにすき家に到着。
ここでシャケ+トン汁定食を食べる。
出発以後、夕食としてコンビニでサンドイッチを食べたのだが、やはりお腹は空いてくる。
9日(水):午前2:00:いつものように、予約なして泊まれる、ネオンギラギラのホテルで宿泊。
疲れたので、お風呂も入らずにさっさと寝るオヤジ達。
4:30起床。
たった2時間30分ではあるが、健康ランドとは違って、睡眠の熟睡感が違う。
5時ごろ娘も起きだしてきたので、疲れを取るために、少しばかり熱めのお風呂に入る。
午前6:30岩見沢から苫小牧に向けて出発!!
予定としては、1時間で苫小牧、30分で白老、そこから30分ほど離れている伊達市大滝区にあるキノコ王国まで走るのだ。
走行時間約2時間。
9時からオープンなので、2時間30分もあれば楽々到着の予定である。
途中、山の下に雲は発生する雲海みたいな景色に遭遇。
山の下の白い川みたいなのがそうである。
午前8:00:苫小牧に到着。
そして30分後、白老に到着。
ここまでは順調な工程であった。
地図を見たら白老から大滝区に行く道があるみたいである。
そこでカーナビにキノコ王国の住所をインプット。
すると、カーナビはさっき来た道を引き返す指示を与えた。
ここら辺は全然土地勘のないオヤジだから(あったら、逆に怖い!!笑い♪)馬鹿正直にカーナビの指示に従った。
するとかなり引き返すことが分かった・・・で、その通りに走っていくと、な・なんと苫小牧まで引き返してきたのだ。
ここでかなりムッとしたオヤジ!!。
しかし、カーナビの通りに走らないと着かないので、苫小牧から山に向けて走り出して、キノコ王国までの距離を見たら・・・約48km。
「????」
「な・なんで??」
一瞬、行くのを止めようかと考えたが、ここで行かないと、後で絶対に後悔すると考えて、再び大滝区に向かう。
そうしているうちに道は二股に分かれて、左側は通行禁止となっていた。
仕方ないので右側の道を走り出したら、そこはなんと一般道ではなく、片側通行の1車線の林道となっていた。
しかもご丁寧に、ところどころ譲り合い路線の為の車が1台停まる空間迄ある。
「うわーーっ。こんなとこ走りたくないなぁーー。」
と、完全にビビりまくっているオヤジ。
第一、こんなところで脱輪したら、絶対に助からない。
かなりビビりながら、30分ぐらい走ると、ようやく大きな湖と大きな道に出た。
「な・何なんだここは!!」
ナビを見たら場所は支笏湖。さらに苫小牧から札幌方面に向かった千歳の管轄となっていた。
「うわ-ーっ!!やられたーー!!カーナビの野郎!!嵌めやがって!!」
S2000に付いているカーナビはかなり古い。
しかもオヤジの性格を知っているせいか、時々、意味不明の指示を与え、オヤジがぶつぶつ文句を言うと、急に黙りこむ。
だからあんまりカーナビに文句を言うと、全然知らない場所を指示するので、時々「カーナビ子ちゃん。ありがとうね。きちんと案内してくれて、やっと目的地に着いたよ♪」と、お礼を言わないといけないのだ。
冗談みたいな話であるが、これは本当の話なのだ。(笑♪)
予定から大幅に遅れる事約1時間。
午前10:00:伊達市大滝区のキノコ王国に到着。
ここは15年ぐらい前にかみさんと子供たち2人と走ってきて、キノコ汁の美味しさを堪能した場所であった。
ようやく長年の想いが達成できた思いで、満足したオヤジ。
どうやら娘を見ると、オヤジと同じような表情をしていた。
何種類ものキノコが入って、この量の多さで110円。
15年前もキノコ汁が1杯100円だったので、凄い企業努力ではないだろうか??
横にあるのがキノコが入っているおにぎり2個。
キノコ汁とおにぎりの2人分で990円。
長年の思いを胸に飲むキノコ汁は、やはり苦労してきた分だけ美味しかった。
(あまりの美味しさに、帰宅して次の日は、4種類のキノコを入れたキノコの味噌汁を作ったのは言うまでもない。)
午前10:40
キノコ王国のマスコットのマイケル君を後にして、今度は伊達時代村に向かう。
ただし先ほどの来た道を引き返したら、あの恐怖の林道を通って時代村に着くのは2時間ぐらいかかるので、今度はまた通つていない道を、通って時代村に向かう事にした。
すると5分もしないうちに白老に向かう看板が現れた。
「畜生!!この道から来たら、1時間は早く来れたはずだ!!」と、毒づくオヤジ!!
さらに登別方面に向かうと、今度は通行止めとなっていた。
仕方がないので大幅に回り道をしながら走っていくと、1時間ほどで峠道から降りて、12時近くにようやく登別に到着!!
いよいよ、今回の旅のメインイベントの伊達時代村だ!!