走れ!! S2000!!激走1,000km!!-プロローグー♪ | クラブ・ミッドナイト:正伝!! =Sの称号= 第2章

クラブ・ミッドナイト:正伝!! =Sの称号= 第2章

TYPE Rの称号を与えられなかったもう一つの悲運の車

 6月1日(土)と2日(日)は休みが取れた。

 

 販売員のオヤジにとっては、土曜、日曜日は稼ぎ時だ!!

 だからオヤジはもう40年も、販売員をやっているせいか、いまだに、土曜、日曜日には休みが心理的にとりずらい。

 

 それが今回はなんと、土曜、日曜の連休である!!まさにオヤジにとっては、盆と正月が同時に来たようなものである。

 そこで今回は、娘1号と連れ立って、S2000で長距離ドライブとしゃれこんだ。

 

 行き先は1日(土)は稚内の100年記念館。と、道の駅。この二つを見たら、トンボ帰りで、旭川に向かい、旭川で宿泊。

 翌日の2日は赤平で旧車の集まりがあるので、それを見て帰宅。という計画を立てた。

 

 オヤジの家から稚内まで約300km。さらに稚内から旭川まで約300km。で、旭川からオヤジの家まで約200km。と単純計算を行っても、約800km。

 このままでは1,000kmオーバ-になるなぁーー。と考えた。

 

 そして今回の一番の問題は、稚内に行ってから旭川にもどるとなったら約600kmを一気に走らないといけないのである。

 これは簡単に考えると、札幌日帰り運転と同じである。

 

 60歳を超え退職を目前にしたこの年で、はたして1日で一気に600km、さらには1,000kmもマニュアルスポーーツカーを運転できるのかどうかすこしばかり不安が残った。

 

 ここでなぜわざわざ300km先の稚内に走るのか??

と、多くの人は疑問に思うだろう。

 通常の思考なら、初日、旭川迄走って、そこで1泊。翌日に赤平。が普通な考え方であろう。

 

 前も書いていたと思うが、オヤジは今行きたいと考えた場所は、後先も考えないですぐに行きたくなるのだ。

 

 以前、いつか行こうと思っていた場所が地震によって、もう2度と見れなくなった苦い思い出があるオヤジは、こんな思いを2度としたくないと思い、今回が稚内の100年記念館を見る良い機会だと考えたのだ。

 

 実は稚内の100年記念館は、5年ほど前に行った事があった。

 

 その時は北海道にしては珍しい、台風並みの嵐が稚内を直撃。

 土砂崩れを起こして、通行止めをくらい、泣く泣く帰宅したのだ。

 

 その思いはいつか長距離を走るときは、真っ先にこの記念館を見に行こうと、数年前から決めていたオヤジであった。