旭川雪まつりー オヤジ!!SPと出会う!! | クラブ・ミッドナイト:正伝!! =Sの称号= 第2章

クラブ・ミッドナイト:正伝!! =Sの称号= 第2章

TYPE Rの称号を与えられなかったもう一つの悲運の車

  唐突ですが、夏場、北海道中を走り回っているオヤジではあるが、冬場は滅多に遠乗りはしない。

 

 何故かというと、雪道でスリップして車を路肩に落としたのなら、もう帰ってくることが不可能なぐらい大変なのだ。

 

 その為、冬場に遠乗りをかけて事故を起こしてしまったら、翌日は会社を休んでなどという事は、絶対に出来ない為、あまり遠乗りはしないのである。

 だから今回の旭川行きも、かなり頑張って計画した事であった。

 

 旭川へ出発前から、路面状態はアイスバーンと化していた。

 

 8日の夜、会社の帰りの途中、警察が道路上で車を誘導していた。

 

 見ると・・車が横になっていた。

 急いで撮ったからかなり見ずらいのだが、上と下のライトは車のテールランプである。

 

 通常は事故の時はボンネットが凹むぐらいなのだが、横になるという事は、相当なスピードを出していたのであろう。

 

 そして9日の出発当日。

オヤジは娘が帰ってくるまで、家の掃除をしていた。

 窓を見たら・・・

 

 

 冬眠が出来なかったキタキツネが、庭を横切っていた。

 

 残念ながら後ろしか撮れなかった。犬ではないのだよ。田舎はトーゼンのように、キタキツネが近くに寄ってくるのだよ。

 ちなみに前は札幌の街の中に、くまが出たというニュースが・・・・

 

 オソロシア!!((((;゚Д゚)))))))ガクブル

 

 その間、ココは出窓で顔だけ出してオヤジを見ている。

 旅行中はカーテンをあけておくと、家の中が寒くなるので、外が明るいうちからカーテンを閉めておく。

 

 午後4時前に娘1号が帰宅。

 

 いよいよこれからアイスバーンの中、片道4時間。約200km先の旭川に出発!!

 

 使う車はオヤジの愛車!!アトレー。

 これで行きも帰りも、オヤジ一人で運転しなければいけない。

 

 本当は娘の車の方が、疲れたときに娘に運転してもらえるので良かったのだが、出発前日に除雪の段差にフロントをぶつけて、修理となったのだ。

 

 

 雪が降りだしてきて、走行条件はますます悪くなったが、吹雪くよりは絶対に良い。

 スピードさえ出さなければ安心だ。

 

 案の定、スピードを出し過ぎてスピンした車に遭遇。

 

 いつもは80km/hから100km/hぐらいで走る道路を、慎重に慎重に走るオヤジ。

 

 こんなアイスバーンでも、北海道人は平気で80km/h位で走るから、ほんと怖いものである。

 

 途中、バイパスを降りた比布の交差点で信号が青になって、左折をしようとしたら、いきなりアトレーはハーフスピンを起こした。

 とっさの事で、すかさずカウンターを当てて、難を逃れるオヤジ。

 

 イャーー!!ゲーセンのイニDをやっていてよかった♪

 

 車体が流れたら、体が勝手に反応してしまったのだ。

 

 こうして4時間後の午後8時、無事に旭川に到着!!

 

 コーチャンフォーに寄って、夕食を食べてから目的地のホテルに向かう事にする。

 夕食はココイチのカレー屋の、カレーラーメン。

 

 以前も食べて、大変美味しかったので、ここに寄ることにしたのだ。

 ここでオヤジは5倍の辛さの大盛りを注文!!

 イヤーーー。想像とは大違いの激辛である。(ちなみに最高辛いのは20倍であった。)

 

 辛いのではなく、スープを飲んだら、唇がビリビリ痛いのである。

 

 もう半分、ギブアップをしかかりながらも、なんとか机の上に置かれていた福神漬けを大量に丼に入れて、無理やり食べ切った。

 

 激辛料理を挑戦する番組はよくTVで放送されているが、あまりやり過ぎると真面目に胃ガンになってしまうぐらい、やばい料理だと思った。

 

 9時過ぎに目的地のホテルに到着!!

 

 ロビーを見ると10数人位の大量のスーツ姿の人がいた。

 

 丁度、サングラスをかけていない、逃走中に出てくるハンターのような雰囲気である。

 

 耳にはしっかりと後ろにはわしたイヤホンが付けられている。

 

奥側にスーツ姿の何人もの人たちが、待機していた。

 

 とっさにオヤジはもしかして、この人たちはSPではないかと確信した。

 

 SPとはセキュリティ・ポリス要人の身辺を守る、私服警察官である。

 

 岡田准一さん演じるSPの映画や、木村拓哉さん演じるBG~身辺警護人のドラマで、その活躍はご存じであろう。

 

 受付をすると「朝食は雪まつりがあるので、8時から8時30分が一番混みますので、その時間帯をずらしたほうが良いですよ。」と、アドバイスをもらった。

 

ようやく、ホテルの部屋に到着。

 一息ついたら、今回の目的の一つのスパにくり出す。

 

 お風呂はそんなに多くは無かったが、久し振り(と言っても1か月前には知床第一ホテルに行っていたが・・・・笑)の大きなお風呂に、オヤジはリラックスした。

 

 スパから出て12時前には、長旅の運転の疲れも出たのだろう。

スパッ!!と深い眠りに落ちた。

 

 オヤジは昔からホテルでの就寝は苦手である。

 

 ひどい時は一睡もできないで朝方を迎える為、旅行バックにはいつも本を何冊か用意しているのだが、前回のホテルといい、今回のホテルでもしっかり寝れたのは、うれしい誤算であった。

 

 おはようございます♪

 

 朝、4時30分にバキツ!!と目が覚める。

 

 朝食の始まる6時30分までTVを見ながら、ボーッとする。

 やはり昨日の雪で、旭川はあたり一面雪景色になっていた。

 

 6時30分!!いよいよ今回の旅行の最大のイベント♪

 

 朝食バイキングに突入!!

混む8時を避けて、朝一番に行ったのだが・・・・

考える事は皆一緒!!

バイキングレストランは、朝早くにもかかわらずに、無茶苦茶混んでいた。

 海鮮丼方式の和食からの~

朝ラーの旭川ラーメンからの~

 

再び海鮮丼からの~

 

洋食からの~

 

 〆のデザートとアイス。

 うーーん♪大満足!!大満足!!やはり遠くても、このホテルにきて大正解♪

 

 こうして、オヤジと娘1号は、大満足のまま朝食を終えた。

 

 で、肝心の混む8時になったのだが、逆に空いてきて、お客さんはまばらになって来た。

「なーーんだ!!かえって8時のほうが空いているじゃない。」と思いつつ、レストランから出た。

 

 するとまたもや昨日のスーツ姿の人たちが、数人現れた。

 

 そこでオヤジは悟った!!

 

 8時に混むのではなく、対象の要人がその時間帯に食事をするので、ホテル側が混むとお客さんにアドバイスをすることで、要人の周りに人を少なくするのが、本当の目的だったのだ。

 

 9時近くにオヤジ達はホテルをチェックアウトをする。

 

 フロントに向かうエレベーターに乗ろうとすると、スーツ姿のSPらしき人が「少しお待ちください。」と、オヤジ達がエレベータに乗るのを制止した。

 

 2台あるエレベーターの片側は、ドァーが開きっぱなしで止まっていた。

 

 使えるエレベーターが何回か停まったのだが、人が出てくる気配はなかった。

「大変すみませんが、裏に従業員が使うエレベーターがあるので、そちらを使って降りて頂けますか??」と、その人は言ってきた。

 「わかりました。ご苦労様です。」と、オヤジは快く承知して、その場を離れた。

 

  SPの人たちは要人を守るために、命をかけて自分の体を盾にすると聞く。

 

 そんな大変な仕事をしている人たちの頼みだ。

 快く承諾するしかないだろう。

 

 

  残念ながら対象の要人の正体は誰だか分からなかったが、非常に貴重な経験をしたオヤジ達であった。

 

  チェックアウトの時の料金は2人で19,700円。

 

 

 

 当日のスパ入り放題。AM:11:00~AM:0:00まで(通常は1回700円)、もっとも夜の10時ごろに入ったので、今回は1回しか入れなかったが・・・

 美味しい朝食バイキング、さらに駐車場は無料の代金である。

 

 ちなみに後で知ったのだが、ここら辺、近辺の駐車場は、旭川雪まつりの為、全て満車になっていたので、結果的に楽に歩いて雪まつり会場まで行けた。

 

 ありがとう♪●●ホテル!!

 

(ホテルの名前を出したら、まずくはないとは思うけど、一応、要人さんが泊ったホテルだったので、名前を伏せておきます。)

 

 さあ、次に向かうのはいよいよ旭川雪まつりだ!!

 

 

 

 

 

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