妹背牛:おらが自慢の車・集合。  画像編。 | クラブ・ミッドナイト:正伝!! =Sの称号= 第2章

クラブ・ミッドナイト:正伝!! =Sの称号= 第2章

TYPE Rの称号を与えられなかったもう一つの悲運の車

今回の画像も順不同です。

 最後に、今回大活躍してくれた、オヤジの愛機S2000。

  今回のイベントに行って感じたことが、どの車のオーナーも、自分の車を愛しているという事だ。

 

 たとえそれがドリフトでボロボロになった車でもだ。

長い間所有するから、当然、故障の一つや二つ出てくるが、その都度、自腹を痛めて直して、また長く付き合うようになる。

 

 いま、車は単に移動手段のツールになりつつある。いかに安全に速く、快適にというぐわいにだ。

 

 SUVが流行ればメーカーはこぞってセダンを止めて、SUVを作り出す。

 

 たとえ雪が無い地方でも、4WDではなくFFで出してくる。

 

 流石にクラウン迄SUVを出して来たら、「いつかはクラウンへ。」ではなく、「クラウンよ。お前もか!!」とつぶやきたくなる。

 

 湾岸ミッドナイトで教わった事だが、人は面倒な物(車)でないと、自分に物(パワー、や生きる意味)を与えてくれない。という事だ。

 

 便利な車に乗れば、単純にそれだけなのだが、面倒な車に乗れば、生きていく張り合いや意欲を与えてもらえうという事だというのだ。

 

 

 昔、大型バイクに乗るときは、必ず革ジャンを着たり、ヘルメット、ブーツ、グローブを身に付けて走り出すため、非常に面倒であった。

 また気分によっても走るという気持ちが無いと、走りたくなくなりいつしかバイク自体を乗るのを辞めてしまった。

 

 当時はバイク=面倒な乗り物。という事で、それが自分に与えてくれるものの事を、考えたことは無かった。

 

 S2000は確かに乗れば面倒な車である。

冬は乗れない、夏は暑い、100キロ以上出せばうるさくて走れたものでない。さらに2シーターの為、疲れたらシートを倒して休憩も出来ない車である。

 しかもいつ壊れるかわからない。

 

 しかし、こいつを手に入れたからわかったことが一つある。

 

 あきらかに休日、S2000と走ることが楽しく、生きがいを持たせてくれる車である。

 

 当初、購入してから数年乗った後、冬道に便利なWRXに乗り換えようと思っていた。

 

 3年前はS2000のお陰で、自分で始めて車庫も建てた。

 気が付いたら6年目に入り、今では定年までは手放そうとは思わなくなった。

 

  このブログを書きながら、早くも次のイベント会場に、S2000と一緒に走る想いを馳せるオヤジであった。