キリンさんは泣かない!!   (多分!!笑♪) | クラブ・ミッドナイト:正伝!! =Sの称号= 第2章

クラブ・ミッドナイト:正伝!! =Sの称号= 第2章

TYPE Rの称号を与えられなかったもう一つの悲運の車

 

 matsuGさんからの暖かいコメントを頂いたオヤジ。

 

 ブタもおだてれば木に登る。オヤジもおだてれば絵を描くと言うように、その後、下絵の完成を目指して、真夜中の1時迄せっせ、せっせとカーボン紙を下に敷いて、トレッシングペーパーを再びなぞっていった。

 

 

 そしてようやく描き終えて、

「出でよ!!カタナ様!!」

と、オヤジはニコニコしながらと、トレッシングペーパーを外していった。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

「ギャーーーーーーー!!!」

 

と、真夜中のあたりに悲鳴は響き渡った!!

 

 

「な・何も描かれていない!!」

 

よーーく近くで見てみると・・・

 

 確かに描かれた跡は見えるのだが、紙の種類が悪く、カーボン紙がうまく紙に付着しなかったのだ。

 イラストやマンガの原稿は、ケント紙が鉄則なのだが、オヤジはケチって、100均で売られている、光沢のある厚紙を買ってきたのである。

 まさかその光沢が、カーボン紙の転写が出来ない紙だという事は全然知らなかった。

 

「・・・キ・キリンさんは泣かない!!(多分!!泣き♪)」という事で、昨日は心が折れて夜中の3時過ぎに寝てしまいました。

 

 オヤジがマンガを描き始めたころは、参考書だ少なく、当時は紙は画用紙か西洋紙(今のコピー用紙)しかなかった。画用紙はインクが滲み、西洋紙は薄いので良く破れて、凄く使いづらかった。

 

そんな中、マンガの原稿はケント紙という紙で書くと描きやすいと書かれていて、中学生のオヤジは汽車に揺られて約1時間。北見の画材屋さんに到着!!

 始めてみたケント紙に感動したなぁーーー。

 

 またその当時の参考書は実にひどく、マンガを描くのはGペンのみで描きなさいと書かれていた。ひどい話、Gペン以外で描いた原稿は、全てボッになります。みたいな書き方をされていた。(後でペン入れの時に、ペンの種類を紹介します。)

 

 純真な中学生のオヤジは、その言葉を信じ切って、長い間綺麗な線がうまくかけなくて、苦労していた。

 まあ、そのぐらい知識が無かった時代でもあった。

 

 

そして翌日の今日!!

 

 一度、火が付いた心はもう消せない。

 朝方の5時30分ごろ、いきなりバキッ!!と目が覚めて起床。

(結局2時間30分ぐらいしか寝れなかった。)

 

 再び、用紙を買いに朝から北見に走った。

 途中、近間の店にあるかと寄ってみたが、やはり望む用紙は無かったので、再びコーチャンファーに到着!!

 

すかさずA3のケント紙を発見!!

5枚入りで約400円。

 

 1枚80円の紙を探して1時間近くかけて到着。そしてトンボ帰りに帰るオヤジ。

 

 心はウキウキしながらである。(まったく厨房か??オヤジは!!笑♪)

 

昼から来客があったりして、結局、再びトレースしはじめたのが3時すぎ。

 

 で、何回もトレースしたら、線が何本も増えるので、途中のコンビニでコピーを数枚してきた。

 

 なんかこのままで良いんでない??

だけどケシゴムで下絵、消えないしなぁーー。

 

 そして前回の教訓を生かして、トレースは赤ペンで線をなぞる。

同じ黒色なら、どこまでトレースしたのかわからなくなるからだ。

 

約1時間後、ようやく下絵の完成。

 

 さあーーて、これからいよいよペン入れの時間です。

イラスト描くときに一番楽しい時間と共に、一番大変な時間です。

 

 

 もし、良かったら今のオヤジの生き方に、多大なる影響を与えてくれた、この二人のブログに遊びに行ってみて下さい。